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人形の怖い話ありませんか?(ΦДΦ)<四巻目
792:もしもし、わたし名無しよ2006/12/25(月) 01:50:58 [sage] 375 3/5 sage 2006/05/05(金) 20:04:00 ID:tqa7unpK0 「やっぱりぃ、日本の心みたいな、風情みたいなのがあるじゃないですかぁ」 等と自称日本好きの二人が固まりきった俺達に話し掛けて来たが、久米は明らかに不快そうな顔をしていたので、代りに俺が受け答えをした。 「えぇ〜、二人とも宿一緒じゃないですかァ〜」と男が言った、久米は増々不快そうな顔をした。 宿へ着いた後も久米はしかめ面のままだった。 「おまえ、ほんとにどうしたんだよ」 「あ……?話は、な、帰りにしてやるよ、な。今は言いたくない……。それよりメシだ。メシ食う」 籐椅子をバンと叩いて立ち上がると、食堂まで駆ける様に歩いていった。 出された夕食はたいしたものではなかったが、何故かイナゴという下手物が入っていた。 「俺はコレ、食えないな」 「いいじゃねぇかよ。腹に入りゃ……」 と話していると 「あ〜」という声。 なんだ?と思って振仰ぐとさっきのバカップルが立っていた。 ニコニコと俺達の横に席を取ると、べらべらと喋りながら次々に料理を口に運んだ。 イナゴも平気そうに口へ運ぶ、何故かその時、その様がえらくゆっくりと見えた。 そのイナゴは腹が白かった。白ゴマの様なものが和えてあって…… うっ、と久米がえずいて席を立った。 俺もそれを追って席を立ち、彼を介抱しながら部屋へ向った。 「おい……お前、あれ見たか?」「あれって、あの白いやつか?」 「ありゃ卵だ……」 イナゴの腹に付いている……ビッシリとくっ付いていたのは…… 「違う、お前。見えてなかったんだな……あいつらの料理、どれもこれも表面真っ白だったじゃねぇか……。 皿の上一面、卵で覆われてたじゃねぇかよ……」
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