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【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
277:739◆Al9ki804zA2021/03/14(日) 22:55:29.53 ID:D71G2FxW0 とはいえ、だ。 『はァ!? ふっざけんな! だいたい、』 と、なおもぎゃん喚きされると見ているコッチがなんとも言えない気分にさせられるから、 何カップでもいいから「わかりやすく」生やして、さっさと入って来いって思うんだ。
278:739◆Al9ki804zA2021/03/14(日) 22:59:26.15 ID:D71G2FxW0 でも、そしたら、しだらとしては、三輪明神になんか負けた気分、になりそうだから、 「(できるけど)やらない、やりたくない」なんだろうね。 ――――
279:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 11:15:46.48 ID:1bkkuQ1x0 『遣使』さんについて 739で言う『遣使』とは、 「not当柱自体遣いbut当該社寺『そのもの』遣い」として捉えていただくと有難いです。『社寺神見習い』として、当該社寺に仕えてイロイロする方々。場合によっては、そこらのみょうちくりんな神々よりも格が高い。基本的に真面目だから。 ただ、格が高くても社寺や当該ロケーションを『装置』として扱い切れるほどの技量がなく、 『――(当該「社寺」やロケーション名)明神』とまでは呼び切れない方々。 現実には腕っ節の強さだけじゃどうにもならないことが多すぎるからね。 三輪明神(存在自体が旧過ぎてなんかもうイロイロ違う)レベルのカンストさがない限りわ。 そして、「―――の『遣使』さん」と、特に社寺名が前置きとして入っていない限り、 しだら(が投獄&装置の一部として組み込んでいた神社)の遣使さんになります。 友で先に死なれた人間の子供のことを忘れたくなかった小蜘蛛が、 誰も歯牙にかけないような人間に仇なす小さな存在を食殺し続け、 肉体が機能を停止しても目的だけが生き続けて、結果、今の地位に。 容姿は、短い濡れ羽色の黒髪に憂いを帯びた切れ長の目元に下がり気味の口元。身長は150ちょいぐらいで、基本的に無表情。 なった理由がイケメンなら見た目スキンもイケメンかよ。 最近は、ちょくちょく面倒を見ている忌部さんに癒しを覚えているらしい。 神様業、ただでさえストレスフルなのに、 更に開放されてしまった『目上(決して“上司”でなく況して“主”は論外)』がアレすぎて更にストレスフル。 ごめんて。
280:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 11:19:50.96 ID:1bkkuQ1x0 遣使さんからミた遣使さんの目上、 そしてパワハラ()の話 しだら関係のエピを会社帰りに頭の中でざっくりまとめていたときのこと。 「(言やあ、しだらはやらかしが過ぎ続けてきたの罪だけど、この場合って『罪神』になるのか?はたまた『罪柱』か?『罪“人”』にはならねーだろまぁでもなんでもいっか)」 と、表記を“神”か“柱”或いは“人”かどちらがより相応しいのか、かなりどうでもいいことを取り留めなく考えていたんだ。 そしたら、急に珍しく遣使さんの気配がしてきてな、 なんだろと思ってたら、いつもの無表情のまま、コッチの頭に漢字を一字、提示してきたんだ。 “ 塵 ” と。 …………しだら、おまえ、どんだけだよ。
281:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 11:22:30.05 ID:1bkkuQ1x0 そしてソレはベツにして、 普段は真面目に働いている遣使さんが「こんなこと」でクるとは余程に相当キてるんだろうなぁと思い、労いがてら自分の買い物がてらスーパーに立ち寄って、興味を示したアロエフルーツヨーグルト2割引をカゴに入れた。無表情のままだが、僅かに色めき立ってくれた。良かった。 自分の目当てもカゴに入れて、会計を通して、 遣使さんもヨーグルトを自エリアに写し取りが終わったので自社寺の保存庫へ自動転送。 遣使さんがさあ食べようと保存庫へ向かったら、 し だ ら が ア ロ エ フ ル ー ツ ヨ ー グ ル ト を 食 っ て い や が っ て て 、 呆然とするおれをヨソに、 キ レ た 遣 使 さ ん が 涙 目 で 目 上 に 裸 締 め を 掛 け て 旧 神 を ガ チ 殺 し に か か っ て た 。 保存庫が関係者共有スペースゆえに起こった悲劇なのだが、 にしても、タイミングが悪すぎるんだ。
282:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 11:25:43.97 ID:1bkkuQ1x0 オマケ その翌日に別のスーパーに行ったときに遣使さんが豆乳のアロエヨーグルトに興味を僅かに示して。 「(買いましょうか?)」と伺ってみたところ、 無表情ながらも、少し遠慮気味に、おずおずと、 割引されてないけどいいのか? と。 …………まぁ、おれが普段から食品系は値引きシールが貼られたモノばかり買っているのは認めるが、が、が、 とはいえ、そんな細かい気遣いしなくていいんだよ(ジブンの貧乏性に付き合わせているようでコッチがカナしくなる)、とちょっと泣きたくなったんだ。
283:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 11:27:29.56 ID:1bkkuQ1x0 勿論定価で買って、今度は食べ切りに成功されました。 よかった。 ――――
284:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 12:30:20.91 ID:1bkkuQ1x0 なんでもない晩バンザイしたかっただけなのに、の話 今勤めている会社の休みは週休二日制なので、 同週中「どこに」休みが二日(或いは月として規定量)分入るのか、まぁまぁわかり難い。 そしてその時は何にもない平日二連休で、ものの見事に何もしないまま二連休を終えようとしていた夜八時。 しかし、このまま二連休を終えてもなんか面白くなかったので、 チャリかっ飛ばしてコンビニより遠い場所にある24時間スーパーに行って、赤ワインとロールケーキを買ったんだ。ソッチが安いから。 帰宅して、赤ワインを開けて、一人と一柱で始める酒盛りパーリィ。互いにウェイウェイして楽しんでて。 ただ、愉快な気分になりすぎて、チェイサーもないまま安い赤ワイン一本を10分足らずで空けてしまったため、 入浴中に排水溝に付け合せのロールケーキ諸共リバースするという失態。 付き合ってたしだらもしだらで、大元が山林霊だか樹林霊だかのせいで、元よりアルコールに弱く、 浴槽に半身を垂れ伏した状態でグロッキー。 それでもなんとか風呂を済ませて布団に入るものの、アルコールの悪酔いで呻き声を上げる、一人と一柱。 眠りに落ちて暫くし。ふと口元に匙が当てられてるようなような気がして、反射的に口を開くと乳酸菌系飲料の味が広がって、思わず飲み込んだ。 なんだと思ったら、遣使さんが枕元に座ってて、無表情ながらもどこか呆れたようにコッチを見て、次はしだらの口元に匙を傾けていたんだ。 同社寺目上の一柱が人間と酒で潰れていたのを見かねて、介抱に来てくれたようだった。 そのまま交互に飲ませ続けて、暫くして用が済んだのか、静かに消えていった。 非常に申し訳が立たない。 悪酔いしたままの業務にはなったが、遣使さんのお陰か支障もなくその日が終わった。 非常に申し訳が立たない。 取り敢えず、 「なんでもない日をなんとかしたくて酒盛りに走る」のは辞めようと思ったし、 「酒はほどほどに飲んでチェイサー等の対策もする」のを心掛けようと思ったし、 「アルコールの悪酔い対策には乳酸菌系」という知識は会社飲み会でとても助かったんだ。 今はコロナ禍だから、 もう飲み会の前後でビオフェルミンをラムネの如くバリボリ食べることもなくなったけどね。 でも、感謝。 ――――
285:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 15:21:13.71 ID:1bkkuQ1x0 『忌部』さんについて 長くて豊かな白い髪に、整った面立ち、育ちの良さが伺える柔和な表情。な、男性。 イケメンかよ。 生前は『神』扱いされて死を迎えたが、実際には塚で眠っているだけだったので『神』としては未熟過ぎる、 のを自分で理解しているため、自ら方々に教えを請うて、力量ある『神』になるべく修行・勉強・研鑽中。 見た目がイケメンなら姿勢までイケメンかよ。 元々は、一地方にのみ群発するローカル神社が一社の忌部塚に眠っていたひとりか、ソレをベースにした細胞群体ならぬ霊魂群体か。 とはいえ彼自身が本当に『忌部氏』かどうかは同定が不可能なので、結局は『便宜上呼称』でしかない。 (しかし「〜かどうかの同定は不可能」とそんなコト言ったら他の連中もソウであり全て『便宜上呼称』で終了する) なお、当該『一地方』自体はそこそこに旧い歴史があり、弥生時代の遺跡やら古墳跡やら城跡やらあったりするレベルで、 同地方を開拓してきたのは『忌部氏』だということに間違いはないらしい。
286:739◆Al9ki804zA2021/03/21(日) 15:22:07.66 ID:1bkkuQ1x0 ――以下ちょっと長くなる読まなくても今後エピソードに差し支えのないハナシ―― その『ローカル神社が一社(かつ式内社の有力候補)』は、当時「破れ社」と言ってもおかしくないぐらいのボロ具合で鈴も賽銭箱もなく手水は腐敗、社殿自体に神もナニも棲みついていなかったのだが、境内の小さな稲荷社には小さな白い山犬の精が棲みついていたらしい。 そんな折、急に足繁く通い始めた人間がいて、その人間は疲れきった様子で稲荷社に身を潜ませると暫しぼーっとしては、札を賽銭箱がないため像の隙間に捻じ込んで帰っていった。 続くそんな行動に精たちは、自分たちが神として求められているのかもしれない(そんなつもりは全くなかった)、でも棲みついているだけだから「神」としての力量など持っておらずこの小さい社すら扱えない(寧ろ静かな暮らしの邪魔して申し訳がない)、モノをもらった以上は返さねばならない(ショバ使用料として捻じ込んだだけの金にそこまで思い入れて欲しくなかった)、と考え始めて。 そして思案した結果が、ジブンたちが「神」を出来ないのならば、代わりに「神」が出来そうな存在を捜そう(イロイロ参ってたとはいえ当時の霊感もへったくれもなかったおれよ、ほんとナニさせてくれてんだ)、というもの。 ソレが、忌部塚に眠ってて、過去に『神(或いは人柱)』として死を迎えた、『忌部』さんだった。 招致されたのが小さな境内稲荷社だったため本殿はガラ空きのまま(後に埋まることになるのだがソレについては別の機会に)だが、力量としては未熟ながらも一応は『神』として収まったためか、その神社は急速に復旧・復興していくこととなる。荒れ果てていた社殿は修復され手水も水が流れ始めるようになり、鈴も鈴緒も賽銭箱も実装され、果てには「地域で一番高い場所にある神社!!」と銘打たれたため参拝客の足も多くなった。 しかし、かつて訪れていた人間が復興の時間に立ち会うことはなく、 イロイロ知ったのは、就職→厄介な体質への変化→なんやかんや離職と経たあとで、 訪れていた当時から数年後のことになるんだ。 ――――
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