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【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
317:739◆Al9ki804zA2021/07/01(木) 21:55:28.49 ID:S4Jn+cGo0 『家付きカー付きババ抜き』の発想で選ぶのは確かにアリだけれども、な話 月初の朝礼で一つ年下の先輩女性社員の正式な結婚報告が発表されて、ふと思い出したこと。 飽くまで『今は昔』でしかないのだが、私は異性から結構好意を寄せられるほうだった。 しかし、「愛と好意は各暴力の免罪符」という考えがあるのと、 そもそも他者への興味関心が薄いため、寄せられた好意に浮かれて付き合っても恋愛感情自体に三日で飽き、一週間で相手へのケアがめんどくさくなるもがんばるもめんどくささが勝り、一ヶ月で自然消滅か先方病み化という結果に終わるので、流石に「こらー、あかんわ」となって、先方からソウイウ気配を察知したら距離を取って先に自然消滅を計っていた。 飽くまで『今は昔』だが。 そんな『昔』のこと。今の体質を負ってから数年経過していたときのこと。 当時よくつるんでいたゲーム仲間で「行ける人間でネズミー行こうぜ!」とネズミー大好き者が発案し、割と日数は早かったが、そこそこの人数が集まった。 そのメンツの殆どは互いに軽口叩き合える同士なのだが、一人だけ『私』には確実な地雷人間がいた。しかも、肌と直感で私に好意を抱いていることがわかったので、尚更に警戒対象だった。 とはいえ、 「(こんなそこそこの人数いるんだから変なことは起こらんし、起きんでしょ。変に動こうものなら周囲のからの止めが入ってソッチが『注意人物』確定扱いされてジブンの立場悪くなるんだから、流石にそこまでバカでもないだろ。まぁ、そんなバカだったら周囲にソウだと周知されるから、アタシは構わんけどな)」 と考えてフツーにアトラクションや歓談を楽しむことにした。 しだら? ヤツはテーマパークの話が持ち上がった瞬間からバイブス()上げまくって入園と同時にどっか行ったよ。 それはさておき。
318:739◆Al9ki804zA2021/07/01(木) 21:57:27.75 ID:S4Jn+cGo0 ネズミー大好き者のガイドの下、ファストパスを取っていって効率的に巡っていった。 ビッグサンダー、スプラッシュ、ホーンテッド、他。 そんなこんなで楽しんでいたのだが、なんか様子が妙だった。 メンツの何人かが私と距離を置いており、その空いた距離に件の地雷人間が入ってきてる。 思い違いか?と考えてそれとなく距離を調節していみると、メンツの何人かがソレに合わせて同じように調節してきて、開いた距離にやっぱり地雷人間が入ってきた。 ピンときた。 コレはヤツに相談かナニかを持ちかけられて立てられた『企画』なのだと。発案から程なく(半月もなかった)実行「できた」のは、明確な目的があったから。 「(あんたらコイツが地雷人間わかってないからそんなことできるんだぞ)」と内心でちょっとカチンとキたものの、わからないものはわからないのだからしょうがないし、何より相談を持ちかけたら動きたくなるのが人情というもの。つか、ネズミーは楽しい。それが一番大事。 先ほど置いてみた距離とメンツとの動き方で、全員が全員グルというわけでもなく、純粋に楽しみにきた人間もいることがわかり、その人間を主な歓談相手とした。これなら、地雷人間に“お前に興味はねーんだよ”と見せることができるし、企画者たちにも“わたし、コイツ、ヤなんで”と知らせることができる。 そしてソレが功を奏したのか、徐々に地雷人間が焦りを見せ、全く関係のない話題を振って逆に周囲を白けさせたり(発案者がソイツに少し離れた場所で「その話題は今に相応しくない」と注意したのが見えたし聞こえた)、夕方過ぎた頃に「なんでぼくを避けるんですか!!」と、周囲がいるにも関わらず面と向かっての大声。これにはメンツが驚き固まったが、一方の私といえば突然の大きな音に驚きこそすれ「(コイツ、バカだったか)」と相手に対する認識を下方修正して、言った。 「大声出さないでくれますか? 他のお客さんもいるんですよ?」
319:739◆Al9ki804zA2021/07/01(木) 21:58:12.68 ID:S4Jn+cGo0 そのややあと、夕食&パレード観覧のため、とあるレストランのテラス席にて。 男性陣が食事の注文と引き取りの間、女性陣が場所取りをしていたときに、 発案者が、私に頭を下げた。 「キユさん、ごめんッ」 私が気付いていたことに気付いた故の謝罪だった。 「いいーえー」 私は笑って手を振った。 私としては、ネズミー自体は最高だし、メンツとバカやれて楽しいし、自衛はできてるし、ヤツがボロったために今後はないだろうし、メンツに「あいつなんかちょっと?」と思ってもらえただけ充分(そして実際こっから結構イロイロやらかし始めて界隈から警戒すらされる)だもの。 料理を食べながらのテラス席から見たイルミネーションパレードは、素晴らしかった。 やや遠目だが、変に見切れや途切れもなく、しっかりと眺められた。
320:739◆Al9ki804zA2021/07/01(木) 21:58:53.59 ID:S4Jn+cGo0 そうしてお開きになり、シャトルバスで最寄り路線駅まで乗り、家の最寄り駅まで電車で揺られている中。 なんだか珍しく申し訳なさそうな気配を滲ませているしだらに、どこか狼狽しているオニ(鬼門丑寅からの連想ゲームで生まれた牛角虎パンというキャラ化された『鬼』ではなく、原義の『隠』に近い元・死霊への便宜上呼称)。 一体なんだと思ったら、しだら。 『いや・・・ただちょっと、子ども見たいなぁって』 ・・・・・・ほぅ。 つまりお前も一枚以上は噛んでると。 『家持ちで親いない(向こうは両親が他界してマンション持ち)し、収入も貯金もあるみたいで・・・何かあれば俺がさくっと殺せば困らないだろ?』 家あって金あって親がいないなら、確かに結婚対象として良物件ではある。 間違っていない、その認識は、確かに間違っていない。 が、 「( そ れ で も 地 雷 人 間 と な ん て 論 外 が 過 ぎ る ん だ よ )」 怒り心頭、怒髪天を突くレベル。 しだらはいつの間にか正座をしてブレイクよろしくな全身硬直で微動だにせず、 オニは土下座をして『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』と壊れたスピーカーのように繰り返す。
321:739◆Al9ki804zA2021/07/01(木) 21:59:50.79 ID:S4Jn+cGo0 しかし、一度閾値を超えた怒りは、そう簡単に収まるワケもなく。 「(しかも『いざとなったら殺すからいい』だぁ? 倫理以前に手段が安直過ぎんだよ!!ァあ!?)」 背からの怒りが腹に溜まり口から放射熱線を吐き出せたような気さえした。 「(大方、墓守が欲しいク祖霊どもに吹き込まれて上手い具合に乗せられたってのもあるんだろ。だから祖霊信仰が廃れていくんだろ、クソ老害共!! 夫が死んでくれたら妻は元の家に子と財を持って戻るからなァ!!テメーら自身じゃ何もできないのにテメー都合の利益のために子孫を引っかきマワすくらいなら何もせず大人しく死んでろ!ジブンの手を汚すことすら出来ない卑怯者どもめ!!)」 恐らくリアルで肩で息をしていたと思ふ。23時を回って他に乗客がいなくて良かった。 ある程度にキレ散らかしてくると多少は冷静になって、アタマに浮かんでくるのは今後のこと。 アレが多少なりとも懐疑的な人間だということは、少なくともあのメンツには知られたと思う。 だが、ソレでアレの行動が終わるとも思えない。あのテは自身の独善性に無自覚が過ぎて悪気が無いからいっそ邪悪。不味いことをしているとわからないまま続けてクる可能性が濃厚だった。 ならば、 「(お前が欲しいのはソウイウ相手だから、別にソレがアタシじゃなくてもいいんだろ!!?)」 地雷人間の『予定』に干渉して、 同じ仲間内の中でも地雷人間(女)へと気が傾くようにと叩き書いた。 「(アタシはお優しいからねぇ、書き換えてやる以上キチンと『幸せ』にさせてやるよ!ソレで『幸せ』になれたらアタシへの干渉もなくなるもんなァ!!)」 先ほどの心頭した怒りでエネルギーは有り余っていたので、逆にそのエネルギーを消費させきりたくて、実行。 「(ふぅ、スッキリした)」 晴れ晴れとした気分で電車を降りて、真っ直ぐ家に帰った。 地雷人間のことは、一旦もうどうでもよくなっていた。
322:739◆Al9ki804zA2021/07/01(木) 22:02:22.51 ID:S4Jn+cGo0 そして前述したようにソイツはイロイロやらかして仲間内の多くから薄皮一枚レベルの付き合いをされるのだが、ネズミーから一年ほど経過したあとで、その地雷人間(男)は地雷人間(女)は結婚して、知人伝いでラブラブ()が続いているらしい。 なお、私がやったのは、自らの気を休めるためのおまじないでしかなく、そもそもどんなにコーラの看板を打ち出そうがコーラに興味が無ければ手にとられないのと同じように、その相手に興味がなかったらナニも起こらないまま終わるのであって。つまり結局は『似た者同士』で引かれ合って『割れ鍋に綴じ蓋』だったと。 だったら最初からソッチに行って、アタシにソウイウ気を持つなよな、と、思ってる。 ――――
323:739◆Al9ki804zA2021/07/10(土) 08:07:17.60 ID:d59qHuKxs クラウドを使っているためか、会社のサーバーにアクセスするにはパソ起動から時間がかかり、そんなヒマ時間でネットを開くのだが、 近々都会に出るためタカノに寄ろうとフルーツパーラーのサイトにアクセスしたら、 〜おかげさまでタカノフルーツパーラー設立95周年〜 〜マスクメロンと桃とスイカのパフェ〜 掲載画像を見た瞬間、 『「(ありがとうございます!!)」』 ひとりと一柱の画面越し額打ち平伏が見事にキマった瞬間だった。
324:739◆Al9ki804zA2021/07/15(木) 22:01:08.43 ID:4yrhFfCy0 大神明神は寿司が好きである。押し寿司も江戸前鮨も。 同柱にとって寿司と言えば『なれ寿司』のため、酢を纏わせた銀シャリを用いて海の幸に山の幸をふんだんにあしらって見目も華やかなソレは魅力的、らしい。 年末の三輪旅行の帰りに乗り継ぎ駅である京都で駅弁を迷っていたら箱寿司を薦めてきて、買って食べたらわかり易くテンションを上げるぐらいには。確かに見目もさることながら、椎茸の煮しめや蓮根を米でサンドさせて飽きの来ないソレは京都の地ビールにも合って美味しかった。 閑話休題。 通勤に使う駅前にテイクアウト専門の寿司屋があるのだが、そこで買うだけでもテンションを上げてくる。 だが、そのためだけに寿司を買って帰るということなどあるわけもなく、 私の気分と財布状況とラインナップと割引シールで決めている。 そしてつい先日のこと。 その寿司屋にてコハダ四カンのパックに半額のシールが張られていたんだ。 それを見て思わず買おうとしたが、 冷蔵庫に食べられるものがまだあるし、何よりいい加減に店員から「あ、割引しか買ねーオンナだ」とかカオを覚えられそうだから、離れたんだ。 そしたら。 『・・・・・・買わぬのか・・・・・・?』 やめろやめろやめろやめろ、そのショボンと明らかに期待を外されたオーラを纏ってガチで肩を落とすなんてやめろやめろ卑怯だぞ・・・!! 『“はんがく”なのだぞ・・・?』 そんなコトバを覚えないでくれおれの日常生活水準が他の連中に知られたら結構恥ずい上に本気で心配されてナニされるかわからないつかフツーに恥ずい!! 『・・・・・・。』 やめろやめろそのショボン圧をおれのミリレベルの良心に刺さるからこれならスキンが剥がれての荒魂のほうがまだマシいやどっちも嫌だ!!! 「(ぁああアアアアあああァあアアああァあああ!!ホントもう!おれのお人好しさに感謝しろよ!)」 と、結局は折れてリターンし半額コハダ寿司を購入したんだ。 寿司はフツーに美味しかったです。大神明神もご満悦で。 ただちょっと塩辛かったのは気のせいかな。 雨でも降ってきたのかな??? ――――
325:739◆Al9ki804zA2021/07/15(木) 22:39:31.16 ID:4yrhFfCy0 いつか「(ここでの)大神明神について」を書くつもりではいますが、 いつになるかわからないので先にコレだけ。 友人と食べに行ったハイソな通りにある自然食スィーツ店のレジ上の神棚に祀られていただけの『大神神社』の札越しから、『ソレ』を感知して“しまった” しだらどころか所謂『サ神』(コレもいつか)すらも上回る『ソレ』に、視られ「見つかって“しまった”」恐怖は「(死ねば何も感じずラクになれるんじゃ、)」とナチュラルに思いつけるレベル。 カラダの震えは退店後も十数分続き、収まったとき分霊か神気の名残り(どちらもアメーバやスライムが千切れるイメージでおk)か或いは、がスキンを纏って現在に至る。 でも、スィーツはきちんと注文してきっちり食べた。 さくさくミルフィーユも友人からの味見で頂いた甘酒プリンも美味しかった。
326:739◆Al9ki804zA2021/07/16(金) 00:02:20.66 ID:ImAWmC5V0 正月飾りの話 去年の末に大神神社旅行に行ってたため、31日は旅行の洗濯以外大して何もしないまま正月を迎えようとしていた。 とはいえ掃除は普段からちょいちょいちゃんとしているし、正月初日は姉夫婦一家で過ごすため正月セットらしいものを準備する必要はない。 準備しておくモノといえば、しだらが投獄されていた神社の札の後ろに回した屠蘇散を住んでいる地域の地酒に漬け込ませておいたり、年越しソバでしだらが前に食べてみたい云ってた鴨出汁ソバのカップ麺を買ってくるか、そのくらい。 そして、カップソバを買いに行くべくスーパーへ愛車を走らせ、カップ麺と付け合せの菜花、そして牛乳二本と納豆をカゴに入れて、いざレジへ、 向かおうとした矢先にしだらがナニかに興味を示したので、ナンだと思って同じ方向へカオをやったら生花コーナーにあった若松。 今回正月飾りを買うつもりは、正直言うとなかった。しだらの歳神化(参照『なんか笑える霊体験31』の754〜759)のことがあるとしても、一夜飾りなんてぜったい気にしないだろうとわかっていても、今更このタイミングで買って飾ってもなぁ、何より分別廃棄が結構面倒だ、という思いがあって候補から外していたんだ。 けども欲しそうな気配を滲ませていて、更に姉には土産で大神神社謹製の正月飾りを買った負い目もあり、 「(今は荷物が結構あるから、別のスーパーで水買うときにソコであったら買うわよ)」と伝え、会計を済ませて一旦帰宅し荷物を置いて、別のスーパーへと向かった。 そして、スーパー入り口のすぐ左に、それはあった。 さすが年末。ちくせう。 若松を二本購入し、玄関先にガムテで一本と一本を貼り付けて正月飾り完了。しだらも満悦。 そうして正月をだらだらと過ごし、仕事も始まって七日の夜のこと。 もういいだろうと未だ青々としている若松を外して、ふと気付く。 「(この正月飾り『処分』がメチャクチャ楽だ!!!)」 脳死『燃えるゴミ』択一。 突き刺さるトゲが痛い程度で、とても簡単でした。 ――――
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