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【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
373:739◆Al9ki804zA2022/03/27(日) 18:59:11.14 ID:kYA/Xi9Ts しだらがツいてから初めて迎えた節分のこと。 相も変わらずヒトの意識領域半分使ってフリーダムにしているヤツに意趣返しに、 ジブン意識領域半分内に入って、渾身の力で豆をぶつけてやった。 ら、 『神権蹂躙反対!!!』 一瞬で気力が削がれたんだ。 ――――
374:739◆Al9ki804zA2022/03/27(日) 19:30:18.01 ID:ZkRjMTzSs 数日前に風宮さんをふとWおばさまWとうっかり呼んでしまい(先生をお母さん呼びしてしまったアレなカンカクで悪意はない、とはいえ)怒られる覚悟をしていたのだが、 当の風宮さんは浮き足だったような喜びを露わにしていたので脳内で疑問符を打っていたら、 どうやら同柱にとってはWおばさまWとは「威厳ある女傑」との捉え方のようで。 ソレはソレでいいのだが。 「(現代世間に於けるおばさんのイミを知った上でか?別に本神がイヤじゃなけりゃいいけど)」などと思いつつもその場はそれで終了。 そして一昨日あたりに改めて風宮さんをWおばさまWと呼んでみたところ、 表面上は柔らかく微笑んではいたが、内心で相当な怒りを抱えていらしてたのがオーラで察知できた。 女性の扱いは難しいと思った。 なお、 しだらはコノハナノサクヤヒメを対面で(但しヒトの背後に隠れて楯にしながら)『若作りババア』呼びして居合わせているコチラの肝をぜったいれいどにさせたことがある。 と、いうのも、しだらはかつてエリアの覇権争いでサクヤヒメ、の、眷属に敗北したことがあるからのようだった。 ――――
375:739◆Al9ki804zA2022/04/06(水) 20:43:37.90 ID:NqAT1mn3s この前密林にてタイムセールになっていた空気清浄機を買ったのだが、届いたので各カバーを外してスイッチ入れた瞬間にしだらが前位置をぶんどって座って風に当たっていた。 ドライヤーや扇風機でもそうだが、お前ほんと銀イオン風好きだよな。
376:739◆Al9ki804zA2022/07/01(金) 23:40:29.73 ID:VK329Z7+s 白い服と聞いて、ふと思い出したんだ。 去年の晩春ぐらいで、いつものように会社帰りでチャリを漕いでいたときのこと。 アタマがヒマ過ぎた私は、なんとはなしに忌部さんの豊かで長く白い髪を思い出していた。 女なら一度は憧れる長くて美しい髪。更に、ソレ自体が発光しているかのような、眩い白。女でなくとも溜息の一つは溢れるだろう。 「(いいよなぁ、忌部さんのアレ。カッコよくて。アタシもいっそ髪を白くしてみるか??? ベリショだけどwww)」 などとどうでも良過ぎることをやる気もないのに考えていたら、 『でも白は死人の色だぞ』 と、しだらがマジレスして来やがった。 気分がまぁまぁ良かったところに水をさされてカチンとキた私は、 「(そんなの知ってますぅううぅ〜〜〜白は元々ソッチ系の色で縁起がよろしくなくて白い服は死装束ぐらいだっこともぉおおぉおおおぉ〜〜〜西洋文化の流入でイロイロ変わって最たるのが花嫁衣装で元来は赤だとか黒だとかド派手刺繍だったこともぉおぉおお〜〜〜お前に指摘されなくてもぉおおぉおおお〜〜〜)」 と、自転車を漕いでなければ、確実に中指を立てていただろう煽り口調で返した。 消化しきれずに残った腹立たしさは、チャリのペダルを踏み締めて発散させた。
377:739◆Al9ki804zA2022/07/01(金) 23:43:06.10 ID:VK329Z7+s そして、ソレから少し経過した同年の初夏。 新しいエアリズムパーカーを買おうと、私は映画の帰りにユニクロに寄って眺めていた。 「(日除けの上掛けレベルでいいから、熱を集める濃色系はナシで、淡色系で)」 と、考えながら淡色系を眺めていたら、白い色もそこにあった。 「(白かぁ・・・光を反射するには最強だから目的にはいいんだけど・・・いつぞや『死人の色』・・・じゃなくてもフツーに汚れが目立つしここまで真っ白だと燻んでくると結構みったくないイロになってくるんだよなぁ・・・)」 などとつらつら考えるも、所詮は日用品だと割り切ってカゴに入れた。他の淡色系も入れた。 そして、無駄に長い列を並び切り、会計を済ませて店の外に出た、 ら、 『うんうん、やっぱいいよなぁ、白い服って』 と、腕を組んで無駄に悦に入ってるしだらが。 その時に、私が思ったのは、 服はそんなに関係ないんか、アレは髪だけに限ったハナシだったんかい、そもそもお前は西洋かぶれだったよな、つかコレは私がジブンのために買ったのであってお前を喜ばせるためぢゃなくて、 からの、 「(コイツ、やっぱり殴り殺してやろうか)」というn度目の殺意に落ち着いた。
378:739◆Al9ki804zA2022/07/01(金) 23:44:30.99 ID:VK329Z7+s 余談 三年ほど前に服を探しにアウトレットモールに行ったのだが、そのときしだらはモールに入っていない系統の、所謂ピンハなロリータ服を持ってこちらに、にじり、よじり、してきていた。 「(お前、そんなんどっから持ってきたつかソレおれ絶対似合わないのになんで持ってくるん?)」 と、訊いてみたら、 『似合うか似合わないかは問題じゃない、着ているところを見てみたいんだッ』 と、力説される。 コイツだけはいつか絶対に殺すべきだと改めて思った瞬間だった。 ――――
379:739◆Al9ki804zA2022/07/02(土) 21:18:04.47 ID:Daj6YctMs 酷暑続きで思い出したこと。 去年の夏期休暇期間(八月中旬)も、今のような、いや、七月丸々でじっくりと熱がアスファルトやらコンクリートやらに吸収され切っていたため、体感今よりキツい酷暑が続いていた。 況して私が住んでいるのは、n階建てn階の角部屋という夏に殺されるためにあるような場所。他の部屋より多い外壁は太陽光を思う存分に吸い切るので、エアコンを忘れようものなら、人間も死ぬが電子機器も死ぬ。そんなレベルである。(なおこの物件までに至るエピは長くなるので気が向いたときに。ちな、夏以外は基本的に快適で管理会社の対応も素晴らしい) そして、休暇も終わりに近づき始めたの夜のこと。 私は、寝ようとベッドで横になってはいたものの、うんうん唸るだけで入眠までには至れなかった。眠いのに、この前年に管理会社が無料新調してくれたエアコンも大して効かない暑さで寝付けず、相当に苛立っていた。 眠いのに眠れないフラストレーション。終わりの見えない暑さとあいまって軽い恐怖が生まれ、直後に莫大な怒りが発生するのは最早お決まりパティーン。 「(なんでいつまで経っても暑いままなんだよ、バカヤロウ・・・!! いい加減にしやがれよクソが!!!)」 当たる場所もないのに、八つ当たりし始める体たらく。ハラに溜まった怒りを口から超高周波音で吐き散らかし始める。まぁ、当たる場所がない、もとい危害対象がないからこそ敢えてやったというのもある。ソレは相当量のエネルギーを使うので、やれば疲れて寝落ちするだろうという打算もあって。 ややして粗方エネルギーを使い切ると、不意にしだらに上体を抱き上げられた、気がした。 そして、コイツにしては珍しく、しおらしく、どこか申し訳なさそうな気配だった。 ――ごめんなぁ でもな おれら焼き殺さなくちゃいけないんだ 云われたその内容。 ちょうど無駄なエネルギーが消費され切ったのもあって、アタマの一部分が妙な冷静さを持った。 「(そうなの。ちゃんと目的があるのね。目的があるなら、達成されたら終わるってことなん、)」 そして、妙な冷静さから妙な安堵が生まれ、私は意識なくスッと闇に落ちていった。ただ、しだらが上体を抱く気配だけは、続いていたと思う。 迎えた朝も、やっぱり暑いままだったが、 怒りのままに暴れ切ったせいか、多少なりともスッキリした気分で起きられた気がした。 ――――
380:739◆Al9ki804zA2022/07/02(土) 21:26:42.45 ID:Daj6YctMs ん?これ去年だった???それとも一昨年だった??? まぁ、内容自体には関係ないか。
381:739◆Al9ki804zA2022/07/10(日) 21:08:01.93 ID:+9I4jxoRs もうそろそろしだらがキてから七年だという事実に驚く。 なんか十年以上経過している気もするが、実際はそんなもんかぁ、と、なんか気怠い気分に見舞われた。 しだらとの出会いは、誰に読まれることがなくとも過去との決着という意味でいつか書いていきたいのだが、 いかんせん、そもそも長い&そもそも結構昔、な上に、そもそも当時の心身の損壊っぷり(のせいで記憶情報の洗い出しやら照合やら)で、まぁまぁ、まぁまぁ。 ただ、時折思うのは、もし私があの映画館を選ばないで、あの神社に訪れたなかったら、お互いどうなっていたのか。 でも、だったらだったで、私はいつかヤツレベルな力量の別の物好きについてまわられ(多くのザコ連中について回られる状況を打ち止めたくてしだらは殺せなかった)、ヤツはヤツでいつか別の不幸()なオンナを理由にジブンにかけられた封をブレイクしたんだろうな、とは。 お互いがお互いでなければならない必要性はどこにもなく、たまたま私がヤツで、ヤツが私だった。そして、状況が今と大して変わらないだろうことも。 今と大差がないだろうことはわかってはいても、ifの世界線を考えてしまう。 しだらと出会わなかった私は、ちゃんと死ねて、魂や精神は崩壊し切って何処にも囚われずに済んだのだろうか、と。 そんな私がいるのならば、私はそのifの私に対して、今でも羨ましさを覚えずにはいられないのだ。
382:739◆Al9ki804zA2022/10/09(日) 18:02:31.85 ID:uj0yN5gH0 寒すぎて石油ストーブを出して、ふと思い出した。 一人暮らしを再開して初めての冬が論外過ぎる寒さで石油ストーブの必要性を痛感し、次の夏に季節外商品として安値をで購入した。 そして、いざ冬を迎えようとしていた晩秋、灯油を購入して帰路についていた途中、ふと思い出した。しだらの大元が木だったこと。 「(山神とか樹林霊とかの類に火気っていいんか? まぁ、ダメでも使うが)」 結局、思い出したところで何も変わらないので、それ以上深く考えなかったが。 そして帰宅して灯油の詰まったタンクを何とはなしに床に置いたら、 しだらが、 緩 ん だ お 花 畑 オ ー ラ を 漂 わ せ て 灯 油 タ ン ク に 頬 擦 り し て い た 。 その様相にヤツへのn回目なドン引きしたが、 そもそも、ヤツはニンゲンに与する土着神なのだから火などアタリマエであり、出自を考えれば山火事など自然サイクルの一環でしかない。っていうか、なんだったらコイツ、ジブンの一部を燃料だのなんだのとして喜んでホモサピエンスに差し出していたヤツだったわ。 「(に、しても、キメェ)」 尚もお花畑オーラを漂わせるヤツにシンプルな感想を改めて抱き直し、私は灯油タンクを火気の無い場所へと収納した。 なお、その年に初めてストーブを点けたら、しだらが前をぶん取ってしゃがんで両手を前に翳していた。 おい、おい、土着神よ、をい。 ――――
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