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【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
356:739◆Al9ki804zA 11/10(水) 20:34 DO+spdJJ0AA
一旦残された私は突然のことに脳内で疑問符を打ちながらも、先のしだらの言に、軽い失望を覚えた。
「(なんだよ『立派』って。結局、お前もあいつらと同じだったのかよ)」
しだらはどうしようもないヤツだが、あいつは、私のリアルでは無用な力を何一つ欲していなかった。引き寄せも、場の無化も、呼び寄せも。方法はわりとクソで力ずくで反動もデカいものばかりだが、それでも私を何とかして助けようとしていたのは、知っていたし、わかっていたし、現に改善も見え始めていた。だから、少しだけ、僅かながらも信を置いていた。
だのに。
「(『立派』にするって、そういうことなんだろ?利用して、知名度をコッチかソッチかで上げて、ジブンの名も、ってやる気なんだろ?)」
しだらも、それらと変わらない存在だった。しかし、私の眼の光は消え切っていたから、それ以上に暗くなりようもなかった。
「(いいさ、お前がそのつもりなら。カラダをどうこうしてくれている手間賃代わりにやってやっても。でもな、変なこと下手なことは絶対にしてやらねえからな)」
と、無い気配に対して釘だけは確りと刺した。
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