【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
368:739◆Al9ki804zA 03/16(水) 23:12 qi6sOBxg0

それは数年程前に祖母の確か葬儀関連で、遺体の関係上老人ホームから近い式場付近のかなり辺鄙なところを姉夫婦の自動車で走っていたところ、たまたま鳥居を見つけた。
姉夫婦に頼んでその神社に下ろして参拝しようと思ったが、時間の関係上で難しそうなので、その場は何も言わなかった。そして、後日またこの前を通ることはわかっていたので、その時でいいだろうとも。

当時は、かつての黒いイヌ科の件もあり、先んじて挨拶をすることでめんどくさい事態を回避するために、神社仏閣を見つけたらなるべく参拝するように心掛けていた。そしたら、別系統のめんどくさい事態にまま遭うよう(筆頭が外伝スレの『ゴングが鳴った話』で次点が『神を久々に殺した話』)になったので、ここ暫くは参拝することも相当に減った。

解散してとある日の買い物の時に、「折角だからお酒でもあげよう」と思い立ち、百均で小ぶりなぐい飲みを購入した。陶器製ならば、道中で壊れることはまずないだろうと、そう思って。
しかし、気になったのは、陶器製の器を選んだ時に強まった弁天様の気配。
何か用か、あるいは思うことがあったのだろうとは感じはしたが、それ以上の介入もして来なさそうなのでその場は放置した。
そして、寄ったスーパーのリカーコーナーでどの日本酒にしようか見ていると、再び弁天様が気配を強めて私の意識を日本酒から洋酒コーナーに持っていかせ、私が並んでいる製品を目で追っていくと、一つの商品に、強い気配を覚えた。それは、小瓶タイプのサングリア。

「(いやいやいや? これ欲しいのはあなたですよね???私は飽くまであそこの神社にお供えするんですけど??? )」
と、反論してみるも、気配は収まらないまま。
しばし考えてみて、
「(まぁ、いついつも日本酒っていうのも先方飽きてるかもだしなぁ。それに、これなら後でコッチが飲み切るのラクそうだから、こっちにするか)」
と、示されたサングリアをカゴの中に入れた。弁天様の気配が、一気に薄れた。
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