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【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
325:739◆Al9ki804zA 07/15(木) 22:39 4yrhFfCy0
いつか「(ここでの)大神明神について」を書くつもりではいますが、
いつになるかわからないので先にコレだけ。
友人と食べに行ったハイソな通りにある自然食スィーツ店のレジ上の神棚に祀られていただけの『大神神社』の札越しから、『ソレ』を感知して“しまった”
しだらどころか所謂『サ神』(コレもいつか)すらも上回る『ソレ』に、視られ「見つかって“しまった”」恐怖は「(死ねば何も感じずラクになれるんじゃ、)」とナチュラルに思いつけるレベル。
カラダの震えは退店後も十数分続き、収まったとき分霊か神気の名残り(どちらもアメーバやスライムが千切れるイメージでおk)か或いは、がスキンを纏って現在に至る。
でも、スィーツはきちんと注文してきっちり食べた。
さくさくミルフィーユも友人からの味見で頂いた甘酒プリンも美味しかった。
326:739◆Al9ki804zA 07/16(金) 00:02 ImAWmC5V0
正月飾りの話
去年の末に大神神社旅行に行ってたため、31日は旅行の洗濯以外大して何もしないまま正月を迎えようとしていた。
とはいえ掃除は普段からちょいちょいちゃんとしているし、正月初日は姉夫婦一家で過ごすため正月セットらしいものを準備する必要はない。
準備しておくモノといえば、しだらが投獄されていた神社の札の後ろに回した屠蘇散を住んでいる地域の地酒に漬け込ませておいたり、年越しソバでしだらが前に食べてみたい云ってた鴨出汁ソバのカップ麺を買ってくるか、そのくらい。
そして、カップソバを買いに行くべくスーパーへ愛車を走らせ、カップ麺と付け合せの菜花、そして牛乳二本と納豆をカゴに入れて、いざレジへ、
向かおうとした矢先にしだらがナニかに興味を示したので、ナンだと思って同じ方向へカオをやったら生花コーナーにあった若松。
今回正月飾りを買うつもりは、正直言うとなかった。しだらの歳神化(参照『なんか笑える霊体験31』の754〜759)のことがあるとしても、一夜飾りなんてぜったい気にしないだろうとわかっていても、今更このタイミングで買って飾ってもなぁ、何より分別廃棄が結構面倒だ、という思いがあって候補から外していたんだ。
けども欲しそうな気配を滲ませていて、更に姉には土産で大神神社謹製の正月飾りを買った負い目もあり、
「(今は荷物が結構あるから、別のスーパーで水買うときにソコであったら買うわよ)」と伝え、会計を済ませて一旦帰宅し荷物を置いて、別のスーパーへと向かった。
そして、スーパー入り口のすぐ左に、それはあった。
さすが年末。ちくせう。
若松を二本購入し、玄関先にガムテで一本と一本を貼り付けて正月飾り完了。しだらも満悦。
そうして正月をだらだらと過ごし、仕事も始まって七日の夜のこと。
もういいだろうと未だ青々としている若松を外して、ふと気付く。
「(この正月飾り『処分』がメチャクチャ楽だ!!!)」
脳死『燃えるゴミ』択一。
突き刺さるトゲが痛い程度で、とても簡単でした。
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327:739◆Al9ki804zA 07/16(金) 00:16 ImAWmC5V0
オマケ
それは父が亡くなった後でまだ肉親と暮らしていたとある正月のこと。
その年はデパートで売られていた国産ワラを編まれて作られた、正月飾りだった。
そして正月三が日のどの晩で、夢を見た。
闇の中で、藁で編まれた細い縄に更に藁を垂らたものを腰と腕と胸に巻き、両手に燃え盛る松明らしきモノを持って、わたしにはわからないナニかに対峙しながら舞っている、しだら。
松明の炎が藁に燃え移って身を焼かれる危険を冒してでも、乾いた藁を身に纏い炎を手に舞い続ける。
その光景を茫洋と眺めて、意識が再び沈み込むのを感じながら思ったことは、
「(昔こんな落ちものパズルゲームのCMあったよなー・・・『灼熱のッファイヤーダンスッ』って兄ちゃんたちが炎ダンスしながら足の生えたタラらしき魚を中心に据えてるアレ)」
あと、藁で作られたモノが神聖視されるのは、活性炭よろしくな多孔質作用で色んなモノの吸着→焼却処分できるからかなー、なんてのも。
ソレを追い返せなかったら、多分しだらはジブンの身にソレを吸わせて自らの其のカラダを焼き切らせただろうから。
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328:739◆Al9ki804zA 07/22(木) 16:05 S9n0L4uo0
しだらはプリンが好きである。しだらに限らず、少なくとも私の知っている連中はだいたい。
卵、乳汁、砂糖。
かつての『贅』を凝縮した夢のようなスィーツだから、らしい。
数年ほど前のこと。
テレビを流し観していたら、スィーツ特集としてプリンが特集されていた。
ソレを観ていたのか、しだらが『なぁ、これ食ってみたい』と云ってきた。
私は「(今から外出てコンビニ行くのめんどいんだけど)」と返した。
そしたら『お前、これ作れるんだろ?だったら作ってくれよ』と。
どこかwktkした様相で。
私はなんともビミョーな胸中になる。
私がプリンを作っていたのは、東日本震災時に福島の山の現地でコンスタントに入手できるマトモな食材が卵(当時価格Lサイズ一パック10個入り税抜き100円)ぐらいしかなかったからだ。乳成分はキロ単位で持っていた脱脂粉乳を水で溶かしたもの。
ソレらをマグカップに入れてレンチンした「口に入れられる温かいモノならなんでもいい」雑すぎるモノ。世辞にも美味いとは言えない。
だが、リクエストを貰ったからには作ってやろうじゃないかと。
私はマグカップを先に棚から出し、続いて冷蔵庫を開けて卵一個と牛乳を取り出す。
卵を割ってマグカップの中へ入れ、牛乳をマグカップの半分ぐらいまで注ぎ入れた。
そして、マグカップ内でよくかき混ぜ、レンジに掛ける。600wで先ずは一分。その後は様子を見ながら、爆発しないのを確認しながら。
そして卵の凝固作用でプルプルになったそこに粉末黒砂糖を掛けて、スプーンを挿して熱い状態のまましだらに「(はいよ)」と渡した。
しだらは嬉々として向こう側越しでの受け取りをして、スプーンで掬って一口ぱくり。
そしたら、
『・・・・・・・・ま、まぁ、これはこれで、悪くは、ねえんじゃ、ねえの、か? 不味くはない、不味くはないぞ。でも、まぁ、うん、不味くは、ないな』
普段傍若無人なヤツが胡乱な目でフォローになり切れていないフォローをしてくる。
フツーに『不味い』と言われるより、よっぽど精神にぐっさり刺さりましたとも。
ええ。
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329:739◆Al9ki804zA 07/22(木) 17:04 S9n0L4uo0
しだらは水菓子、もとい果物が好きである。
農業や運送技術の発達には、ヤツに限らず連中が美味いもの食いたさにウラで暗躍してたんじゃないかと勘繰りたいレベルで。
数年前に父が入院し、その見舞い品としてお高そうな洋ナシのセットが仕事関係者から贈られてきたときのこと。
ヤツはソレに気付くと見るからあからさまにテンションをだだ上げし、いつ剥くのか食べさせてくれるのかを肩つかみ揺すりレベルで訊いていた。
その様相に私は投げ遣りな気分になりながら「(アタシの一存じゃムリだって)」とだけ返した。そのとき、どこか涙目だったのは気のせいだったと思いたい。
それから少し日数が経過した夜のこと。
母が「折角だから果物みんなで食べようか」と提案した。
しだら、わかりやすくテンション上げる。
母の言葉に姉が皿と果物ナイフを準備し、剥き始めた。
個室内に広がる洋ナシの強い芳香。それはとても芳しく、しだらは更に色めき立つ。
が、洋ナシの芳香はあまりに強すぎた。
姉「あ、コレ、ダメになってる」
皮の内側は、茶色のぐずった果肉が全体の半分以上を占めており、とても食べられる状態ではなかった。
その一個に限らず、他も。
贈答品の果実は“食べ頃”を詰め合わせているので、貰ったらASAPで食べなければいけなかったのだ。
そして“食べられない”と知った、しだら。
『おれの洋ナシが・・・・・・』
わかり易くカオから色を失い、
続いてふらりとその体が力を失ったかと思えば、その場に両脚から崩れ落ちて両手を地に着けた。
『おれの・・・・・・・』
そして体を小刻みに震わせ続け、しばしその体勢から動けずにいた。
私はヤツを尻目にもせず、フツーに生ゴミをまとめ、ヤツを置き去りにして汚れたナイフと皿を洗いに行った。
330:739◆Al9ki804zA 07/22(木) 17:05 S9n0L4uo0
それから二日後ぐらいのこと。
求職者支援訓練の帰りがけ、駅構内にあるお高めの果物屋に寄って、洋ナシを二つ購入した。適度に芳香のする、適度に食べ頃なものを。
そして帰宅すべく電車に乗ったのだが、
ナ ニ も 云 っ て ね ぇ の に ヤ ツ が 気 配 強 め て 断 り も 無 し に 洋 ナ シ 一 つ を 持 ち 去 る(写し取る) と 嬉 々 と し て 掲 げ て ど っ か 消 え や が っ た 。
確かに一つはお前のために買ったものだが、アタシなんんんも云ってないんですけどぉ???
ソレをさもアタリマエに持っていくって???
n度目の殺意を電車内で覚えつつ、私はフツーに帰った。
にしてもそのときの笑顔、
ヤツは喜怒哀楽が無駄に豊かだが、十年近い今でもアレを上回るのはない状態。
それほどまでに、喜色以外に何もない表情だった。
331:739◆Al9ki804zA 07/22(木) 17:06 S9n0L4uo0
余談
この一年後ぐらいに愛知へ旅行しに行ったときのこと。
最終日に友人婦と茶を飲みに行き、途中から迎えに友人夫が来て。
友人夫「そういえば、キユさん果物好きだよね? コレいる?」
と、車の後部座席を指した。
そこには一玉800円はしそうな立派すぎる洋ナシ(ル・レクチェ)が9玉ほど。
友人夫「知り合いが農家で、たくさん貰ったんだ。荷物になっても平気なら持っていって欲しいな」
潰さぬよう最新の注意を払って、全部持ち帰り、
そして、よく洗って皮ごと食べました。
最高に美味しかったが、それ以来、自ら進んで洋ナシを選んで食べていません。
流石に一気に9玉は食傷気味にもなりましたわ。
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332:739◆Al9ki804zA 08/04(水) 15:18 EX1/671z0
マコさんについて
宮島の厳島神社をメインに棲んでいる蛇霊。メスで知能は人間でいう三歳児ぐらい。
基本は白体黒目だが、その日その時の気分で色を変えたり、巨大化して人気のない電車両内でぐでーと横たわってみたり、中型化して風呂に一緒に入ったり、小型化して会社で飲むウォーターサーバーの冷水を満たした紙コップに入ったり、ポゥッと全身にカビっぽいのを覆わせて『もふもふよvもふもふv』とやってみせたり、頭頂部に緑の毛を楕円状に生やしてみて『もひかん』と。気まま。
なお、この“マコさん”呼びは私の一方的なもの(由来は大蛇を神格化した摩睺羅伽から)で、近場でよく見かける野良猫を勝手に「ブチ」とか呼んでいるカンカクに近い。取り敢えず、本蛇は“マコさん”呼びを結構気に入っている模様。
リンゴが結構好き、らしい。飲み込んで食道に入って力を入れてカシュッと潰して果汁が伝うカンカクがいいとか。
ジュースでも好きらしい。密閉圧搾のストレートリンゴジュースでテンション上げたから。
元は交尾という名の集団レイプで負った傷が原因で死亡した個体。ただ“死んだ”という自覚を伴わなかったために意識だけが生き続けてしまい、そして同じように「肉体こそ滅んだが意識だけが生き続けている」獲物を喰らい続けて巨大化した。
死因があってかオトコが地味ぃに嫌いだが、軽い毛嫌い程度なので、ナニもなければなんでもない。
ゆえに、KVしてきたしだらをガチ殺害してくるレベルで嫌い“だった”が、KVが収まれば特になんてことはなくなる。なお、しだらもしだらでマコさんをガチ殺しに掛かってたが、これは「その気がなくとも、ちょっとしたことで地震や山崩れを筆頭に各種災害を引き起こしかねない(好例が『ドラゴン、家を買う。』のヨルムンガンドのアレ)」という人里を護る側の事情ゆえ。
誕生(或いは死亡)時期は遣使さん(>>279)より遥かに早いが、本蛇が『人間』そのものに然程興味を示さなかったため“(ちょっとデカい)蛇霊”にしか過ぎない、が、本蛇にはやっぱりどうでもいいことでしかなかった。
333:739◆Al9ki804zA 08/04(水) 15:25 EX1/671z0
――以下ちょっと長くなる読まなくても今後エピソードに差し支えがないかもしれないハナシ――
カラダを縮小させるという発想すらなかった昔。
いつものように山を巨体で這いずり回っていると、どこからか金切り念が発されており、それにどこか覚えがあって興味本位で向かってみれば、山中のやや開けた場所で男二人が女一人を暴行していた。
その様相にかつてのジブンを重ねてしまい、わけのわからない激しい情動に襲われた。
憎悪、憤怒、悲哀、そして、絶望。それらが己のものなのか、或いは同調して流れ込んできたものなのか、『彼女』にはもうわからなかった。
ただ、覚えた強すぎる情動は全身を駆け巡り、山中を這いずっている幽体が、可視化された。
暴行乱交中に突如として現れた、白い巨大蛇の正面顔。
男どもは大慌てで逃げ出し、その場に残されたのは息も絶え絶えな女が一人。
蛇は男は追わず、眼前の女を見ていた。
男どもが持っていた情念は『恐怖』。それは、蛇自身にも覚えがよくあるものだった。特に「向けられる」ことに関しては。
しかし、女が持っていたのは、巨大蛇に抱いたものは、それと全く異なるもの。
――うつくしい……
それを最期に、女の念が切れた。
蛇は、その向けられていた念に、微かながらも今まで覚えたことのない種の『快』を覚えた。
そして、事切れた女に構うこともなく、覚えた『快』を持ったままその場を去っていった。
変わらずに生き続けていると、あの『快』をまた味わいたいと思うようになり、あの念はあれと同種のイキモノでないと持たない、ということを経験で知っていく。
そうして、似たような念が集まり、自身も棲み良い場所として見つけたのが、厳島神社だった。
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334:739◆Al9ki804zA 08/04(水) 16:31 EX1/671z0
弁天さまについて
739での“弁天さま”は、だいたい宮島は大願寺(神仏分離令前なら厳島神社)配属の弁天さま。
マコさん(>>332)とは顔見知り、というか、人間での「家近所に棲み付いている野良猫を可愛がっている」カンカク。
今は主に姉夫婦一家の面倒を見ている。
大元はどこにでもある水精だったが、水鏡を用いた呪術(それこそ他愛ない『おまじない』レベルからガチのまで)、で捧げられる唄に小さく興味を覚え、そして唄を使う人間自身にも興味を覚え、そうして“人間に興味を覚えた精たちは修行して神になるもの”と深く考えず開かれていた養成所にて色々学ぶ。
当柱は『ここを出たら、田舎の稲穂に囲まれた長閑な場所で人々から小さな信仰を集めながら牧歌的に暮らしたい』と、ささやかな願望を抱いていたが、ゲンジツは宮島の(当時なら)厳島神社で更にガチめの弁天ルック(まっぱ女体に薄い腰布と薄い上掛け)という非情な結果。
時代性か感情が外に出難く、メンタルが少し弱く、落ち込んだりメンタルがヘラったり、泣きが入ったりもする。
数年前に鎌倉小旅行をしたときに宇賀弁天石像の前にへたり込んで『私はいったいどうすれば、』と泣きじゃくったり、私に姉夫婦一家でのストレスをこぼしたり。まぁ、姉一家に関しては、体力や免疫が紙レベルだったり、家がいつまででもとっ散らかりっ放しだったりだから、「(アレ、別に見限ってもいいんですよ???)」と返したりする。アレ相手に自責や無力感を覚える必要ないですって。
最近は感情を外に出すようになったのでメンタルがヘラることは大分減ったが、コッチへの姉一家へのストレスこぼしは、うん。
ヤクルトやジョアが好きなのか、差し上げると喜ぶし、本当に欲しいと会社にヤクルトレディが訪問するときに『欲しい・・・』とやや強めの念が零れるので購入している。
美女とイケメンに弱いのは人間として仕方のないことなんだ。
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