【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
376:739◆Al9ki804zA 07/01(金) 23:40 VK329Z7+s

白い服と聞いて、ふと思い出したんだ。

去年の晩春ぐらいで、いつものように会社帰りでチャリを漕いでいたときのこと。
アタマがヒマ過ぎた私は、なんとはなしに忌部さんの豊かで長く白い髪を思い出していた。
女なら一度は憧れる長くて美しい髪。更に、ソレ自体が発光しているかのような、眩い白。女でなくとも溜息の一つは溢れるだろう。

「(いいよなぁ、忌部さんのアレ。カッコよくて。アタシもいっそ髪を白くしてみるか??? ベリショだけどwww)」

などとどうでも良過ぎることをやる気もないのに考えていたら、

『でも白は死人の色だぞ』
と、しだらがマジレスして来やがった。

気分がまぁまぁ良かったところに水をさされてカチンとキた私は、
「(そんなの知ってますぅううぅ〜〜〜白は元々ソッチ系の色で縁起がよろしくなくて白い服は死装束ぐらいだっこともぉおおぉおおおぉ〜〜〜西洋文化の流入でイロイロ変わって最たるのが花嫁衣装で元来は赤だとか黒だとかド派手刺繍だったこともぉおぉおお〜〜〜お前に指摘されなくてもぉおおぉおおお〜〜〜)」
と、自転車を漕いでなければ、確実に中指を立てていただろう煽り口調で返した。
消化しきれずに残った腹立たしさは、チャリのペダルを踏み締めて発散させた。
377:739◆Al9ki804zA 07/01(金) 23:43 VK329Z7+s

そして、ソレから少し経過した同年の初夏。
新しいエアリズムパーカーを買おうと、私は映画の帰りにユニクロに寄って眺めていた。
「(日除けの上掛けレベルでいいから、熱を集める濃色系はナシで、淡色系で)」
と、考えながら淡色系を眺めていたら、白い色もそこにあった。
「(白かぁ・・・光を反射するには最強だから目的にはいいんだけど・・・いつぞや『死人の色』・・・じゃなくてもフツーに汚れが目立つしここまで真っ白だと燻んでくると結構みったくないイロになってくるんだよなぁ・・・)」
などとつらつら考えるも、所詮は日用品だと割り切ってカゴに入れた。他の淡色系も入れた。
そして、無駄に長い列を並び切り、会計を済ませて店の外に出た、

ら、
『うんうん、やっぱいいよなぁ、白い服って』
と、腕を組んで無駄に悦に入ってるしだらが。

その時に、私が思ったのは、
服はそんなに関係ないんか、アレは髪だけに限ったハナシだったんかい、そもそもお前は西洋かぶれだったよな、つかコレは私がジブンのために買ったのであってお前を喜ばせるためぢゃなくて、

からの、
「(コイツ、やっぱり殴り殺してやろうか)」というn度目の殺意に落ち着いた。
378:739◆Al9ki804zA 07/01(金) 23:44 VK329Z7+s

余談

三年ほど前に服を探しにアウトレットモールに行ったのだが、そのときしだらはモールに入っていない系統の、所謂ピンハなロリータ服を持ってこちらに、にじり、よじり、してきていた。
「(お前、そんなんどっから持ってきたつかソレおれ絶対似合わないのになんで持ってくるん?)」
と、訊いてみたら、
『似合うか似合わないかは問題じゃない、着ているところを見てみたいんだッ』
と、力説される。

コイツだけはいつか絶対に殺すべきだと改めて思った瞬間だった。


――――
379:739◆Al9ki804zA 07/02(土) 21:18 Daj6YctMs

酷暑続きで思い出したこと。

去年の夏期休暇期間(八月中旬)も、今のような、いや、七月丸々でじっくりと熱がアスファルトやらコンクリートやらに吸収され切っていたため、体感今よりキツい酷暑が続いていた。
況して私が住んでいるのは、n階建てn階の角部屋という夏に殺されるためにあるような場所。他の部屋より多い外壁は太陽光を思う存分に吸い切るので、エアコンを忘れようものなら、人間も死ぬが電子機器も死ぬ。そんなレベルである。(なおこの物件までに至るエピは長くなるので気が向いたときに。ちな、夏以外は基本的に快適で管理会社の対応も素晴らしい)

そして、休暇も終わりに近づき始めたの夜のこと。
私は、寝ようとベッドで横になってはいたものの、うんうん唸るだけで入眠までには至れなかった。眠いのに、この前年に管理会社が無料新調してくれたエアコンも大して効かない暑さで寝付けず、相当に苛立っていた。

眠いのに眠れないフラストレーション。終わりの見えない暑さとあいまって軽い恐怖が生まれ、直後に莫大な怒りが発生するのは最早お決まりパティーン。
「(なんでいつまで経っても暑いままなんだよ、バカヤロウ・・・!! いい加減にしやがれよクソが!!!)」
当たる場所もないのに、八つ当たりし始める体たらく。ハラに溜まった怒りを口から超高周波音で吐き散らかし始める。まぁ、当たる場所がない、もとい危害対象がないからこそ敢えてやったというのもある。ソレは相当量のエネルギーを使うので、やれば疲れて寝落ちするだろうという打算もあって。

ややして粗方エネルギーを使い切ると、不意にしだらに上体を抱き上げられた、気がした。

そして、コイツにしては珍しく、しおらしく、どこか申し訳なさそうな気配だった。

――ごめんなぁ でもな おれら焼き殺さなくちゃいけないんだ

云われたその内容。
ちょうど無駄なエネルギーが消費され切ったのもあって、アタマの一部分が妙な冷静さを持った。
「(そうなの。ちゃんと目的があるのね。目的があるなら、達成されたら終わるってことなん、)」
そして、妙な冷静さから妙な安堵が生まれ、私は意識なくスッと闇に落ちていった。ただ、しだらが上体を抱く気配だけは、続いていたと思う。

迎えた朝も、やっぱり暑いままだったが、
怒りのままに暴れ切ったせいか、多少なりともスッキリした気分で起きられた気がした。


――――
380:739◆Al9ki804zA 07/02(土) 21:26 Daj6YctMs
ん?これ去年だった???それとも一昨年だった???

まぁ、内容自体には関係ないか。
381:739◆Al9ki804zA 07/10(日) 21:08 +9I4jxoRs

もうそろそろしだらがキてから七年だという事実に驚く。
なんか十年以上経過している気もするが、実際はそんなもんかぁ、と、なんか気怠い気分に見舞われた。

しだらとの出会いは、誰に読まれることがなくとも過去との決着という意味でいつか書いていきたいのだが、
いかんせん、そもそも長い&そもそも結構昔、な上に、そもそも当時の心身の損壊っぷり(のせいで記憶情報の洗い出しやら照合やら)で、まぁまぁ、まぁまぁ。

ただ、時折思うのは、もし私があの映画館を選ばないで、あの神社に訪れたなかったら、お互いどうなっていたのか。
でも、だったらだったで、私はいつかヤツレベルな力量の別の物好きについてまわられ(多くのザコ連中について回られる状況を打ち止めたくてしだらは殺せなかった)、ヤツはヤツでいつか別の不幸()なオンナを理由にジブンにかけられた封をブレイクしたんだろうな、とは。
お互いがお互いでなければならない必要性はどこにもなく、たまたま私がヤツで、ヤツが私だった。そして、状況が今と大して変わらないだろうことも。
今と大差がないだろうことはわかってはいても、ifの世界線を考えてしまう。

しだらと出会わなかった私は、ちゃんと死ねて、魂や精神は崩壊し切って何処にも囚われずに済んだのだろうか、と。
そんな私がいるのならば、私はそのifの私に対して、今でも羨ましさを覚えずにはいられないのだ。
382:739◆Al9ki804zA 10/09(日) 18:02 uj0yN5gH0

寒すぎて石油ストーブを出して、ふと思い出した。

一人暮らしを再開して初めての冬が論外過ぎる寒さで石油ストーブの必要性を痛感し、次の夏に季節外商品として安値をで購入した。
そして、いざ冬を迎えようとしていた晩秋、灯油を購入して帰路についていた途中、ふと思い出した。しだらの大元が木だったこと。

「(山神とか樹林霊とかの類に火気っていいんか? まぁ、ダメでも使うが)」
結局、思い出したところで何も変わらないので、それ以上深く考えなかったが。


そして帰宅して灯油の詰まったタンクを何とはなしに床に置いたら、
しだらが、
緩 ん だ お 花 畑 オ ー ラ を 漂 わ せ て 灯 油 タ ン  ク に 頬 擦 り し て い た 。

その様相にヤツへのn回目なドン引きしたが、
そもそも、ヤツはニンゲンに与する土着神なのだから火などアタリマエであり、出自を考えれば山火事など自然サイクルの一環でしかない。っていうか、なんだったらコイツ、ジブンの一部を燃料だのなんだのとして喜んでホモサピエンスに差し出していたヤツだったわ。

「(に、しても、キメェ)」
尚もお花畑オーラを漂わせるヤツにシンプルな感想を改めて抱き直し、私は灯油タンクを火気の無い場所へと収納した。


なお、その年に初めてストーブを点けたら、しだらが前をぶん取ってしゃがんで両手を前に翳していた。
おい、おい、土着神よ、をい。


――――
383:739◆Al9ki804zA 10/09(日) 18:12 uj0yN5gH0
最近、今更にミクシ(ID:68124722)を始めたんだ。番号載せたのは、単に『同一人物』証明として。
理由は「いい加減に、ナニをドコまで書いてきたのかジブンでわからなくなってきた」からコピペ倉庫に。ブログよりもコッチのがマシかなぁと。
とはいえ、元が物臭なので、コピペすらめんどうがる体たらく具合なんだ _(:3」∠)_
384:739◆Al9ki804zA 04/11(火) 19:15 q+xYA6Fc0

前回までのあらすじ。
先の選挙で投票所に行くもそこで風邪をもらってしまうが諸事情で今週の仕事量が未知状態のため休めず出勤し、やはり出勤して正解だったものの症状が悪化して「(こら、アカン)」と翌日なんとか午後に半休をもぎ取ったが、帰宅後に飯食った後アツアツの風呂に入って電気毛布を低温火傷ギリギリまでセットしてスポドリをがぶ飲みして寝てガン汗かいたらほぼ完治してしまうも、休みを撤回するもの面倒だったため正午で退勤し、大回りでとあるターミナル駅に到着した。

会社からは結構面倒な場所にあるこのターミナル駅に来たのは、某うどんチェーン店の限定製品を食べたかったからだ。
ツイッターで見かけて食べたくなったものの、同チェーン店は家や会社までの通勤路付近にはなく、行こうと思ったらここの面倒な場所になってしまう。
そして気分がアガった状態で店先に行くと、今あるメニューの看板があった、が、おかしい。そこに限定製品の写真も表記もない。
「(え?)」
と思った私は、すぐさま近くのコンビニに赴いて、無料ワイファイでタブレットから調べた。どうやら、件の限定製品は全店舗で展開しておらず、同メニューが無い店舗は別製品を限定展開しているようだった。

あんなにツイッターで煽っといてコレかよ。
私の失望は、そこそこだった。

確かに、別限定製品も美味しそうではある、が、私は目当てが食べたくてわざわざこの駅まで来たのだ。
それを別限定製品に鞍替えするのは、なんか悔しかった。

そして、ふと思ったのは、ここから少し歩いた先にある、昼から営業している飯にも強いバー。そこの、限定春野菜メニュー。

どうせならそこで昼のみするか、と思って歩みを進めたら、不意に引き留められる気配がした。
なんだと思って意識を向けたら、三輪明神がやや恨みがましそうに未練たらたらにコッチへ存在感を飛ばしていた。
385:739◆Al9ki804zA 04/11(火) 19:17 q+xYA6Fc0


「(あー)」
と、思った。三輪明神、そこのうどん屋のサイドメニューである半熟玉子の天ぷらが欲しかったようである。
しかし、ご時世がご時世。私はもう一回うどん屋の前に行って、立て看板メニューに書かれてある注意書きに目を向けて、意識を三輪明神に向けた。
「(今、鶏インフル。で、『玉子関連製品で品切れ起こす場合アリ』って書いてある。無い可能性があってもいいなら、入るけど)」
と、説明すると、三輪明神、顔(らしき部位)を空に向けて『おのれとりいんふるめ……!!』と拳を握ってわななかせていた。
私としては、目当てが無い以上、どっちでもどうでも良かったのだが、ここでふと別の存在感に気付いて意識を向けた。弁天様だった。
珍しい、と思ったのも束の間。どうやら弁天様は、ビアバーにある限定春野菜メニューが欲しいよう。それこそ珍しい。特に何も無いのに、ジブンの希望を同柱が出すなんて。
しかし、そんな私の軽い驚きとはお構いなしに、三輪明神と弁天様はお互い軽く睨み合うと、互いに自身の拳を握り合う。
「(喧嘩?名のある山霊と水精が?)」と思ったが、次の瞬間脱力した。

『『じゃーん!!けーん!!』』
まぁ、確かに、ヒトの後ろ次元で何度も第n次スーパー旧神大戦を繰り広げていたしだらとマコさんよりは余程に和平的で理知的な勝負には、違いない。

結局一発で勝負がついて(或いは玉子天ぷらが無いかもしれない現実に三輪明神のやる気がそこまで無いがために)バーへと赴くことになった。

春野菜グリルは美味しく弁天様も満足されたよう。何気にしだらががつがつ食っていたが、無視しようと思う。気温が高い日のジンソーダ一気飲みはのど越し最高ッ
だが昼飲みにジンソーダはどことなく物足りないので、追加でサーバー注ぎビールと前々から食べたいと思っていた切り落とし肉のミートソーススパゲティ。

いやー、昼飲みって、ほんとサイコー!!
しかも病み上がりだから、アルコールとカロリーが、カラダにより染み入りましたわ!


――――
1-AA