下
【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
351:739◆Al9ki804zA 11/10(水) 20:25 DO+spdJJ0
そんな精神状態最悪な中で、ちゃんと理由があるとはいえコッチの負担をわかった上でヒトに強い神気を浴びせ続けておながら、いつでもハツラツ活き活きとしているしだらの存在は、神気による崩壊再生のストレスとは別に、私に強い陰を落としていた。
「(なんで非人のコイツがこうも情緒豊かで、生身の人間であるはずのアタシがこんな無感動なんだか)」
そもそもこの頃、本当に『恐怖』という感情を持っていたのか怪しかった。
非は向こうにあり法に問われないとしても、自我のある相手を際限なく殺し続けていくことに辟易していた。核の場所を知るために対象とシンクロしたあとで核を壊す手法のため、実質ジブンを殺すようなもの。疲弊しかない。シンクロしなくとも、経験直観で核の場所がわかるヤツはわかるが、ソレをシたら私は真に修羅に堕ちそうで、したくなかった。
いつぞやの夏で雷神が来てしまってから「(助けを求めてしまうとダレかしらがキて周囲に甚大な被害を与える可能性があるから、そもそも助けを求めないように、カルラの力も借りず)ジブンのことはジブンできちんと手を下すべき」と、怯えるだけでなく、自身の力で反撃に転じることを考え、成功した。ただ、状況が予想外の方向へ行ってしまった。後を絶たないのだ。こちらがどんなに辟易しても、消される恐怖よりも好意が勝って嬉々として突撃してくるのだ。恐怖無く向かってくる相手を殺していくと、こちらの恐怖も失せていき、いつしかそれはただの『作業』と化していく。
相手の自我を、好意を、存在を消していくだけの簡単で単純な作業。シンクロすらも、ルーティンの一環に堕ちていく。感慨は失われていくのに、手応えの無さでストレスだけが降り積もっていく。周囲へのポーズで「使おう」と意識的にアタマに命令しなければ、私から感情が生まれることはなかった。
しだらのKVすら、実はどうでも良かった。どうせ現実肉体に反映されることはほぼないのだ。飽きるまで殴らせておけばいいことだった。ただ、余りに終わりがなく、飽きるまで待つのが億劫になって反撃した。それだけのこと。だからこそ、しだらは一層に激昂したのだろうが。悲しさで。ならば、そのまま捨て置けば良かったものを。
上前次1-新書写板覧主AA全