無自覚


70 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 01:29:38.47 ID:ak1ozEIv0
前回長かったので、
てってーてきに短くしてみた。
努力はしたのでゆるしてくれい。
  
71 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 01:30:56.33 ID:ak1ozEIv0
【1】
本人が自覚していないだけで、じつは霊感体質だった話しはよくある。
母がそうであった。私が母を見る目が少し変わった事件。

夏の盛り、
アイスたべながら「暑い暑い」と家の中を回遊していると、
しきりに母が私のあとを着いてくる。
「ん?」って振り向くと「あら?A子?」って感じで
誰かと勘違いしているよう。

晩ご飯で台所に降りていくと、自分の分が無くて、
「あんた、居ったんか?さっき出て行ったと思ったに」と
何の勘違いをしているのかさっぱりわからない。
お風呂に入っていると、「おい!!」といきなり開けられて、
父が工具を持って入ってきた。
「ギャーッ!!なんしより!!なんやのん!!」
父「あれ?」
悪かった、悪かった、とニヤニヤしながら出て行ったが、
その向こうに真っ青な顔をした母がいた((;゚Д゚)ガクガク

次の日、家にかえってくると、部屋の中がお香くさい。
「なんか匂うんだけど?」と言ったら
要領を得ないあやふやな感じで
あんたの部屋にこっちの荷物を置かしてもらっといたから、
こっちの(母の部屋)タンスの整理をしていたからとか言って
渋い顔をしてこっちを見ない。
  
72 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 01:32:39.07 ID:ak1ozEIv0
【2】
1週間ぐらいそんなのが続いて、お盆になった。
朝から早く早くと急かされて、墓参りに。
ナムナムしてたら、父の姿がない。
母がなんやかんやと話しかけ、うん。うん。と
相づちしたり生返事してたら、父が和尚さんを連れてきて、
「お願いします」と言った。
今年のお墓参りは本格的だな、と思っていたら、
経文を私の肩に乗せお経を唱えだした。
(えッ?、なに?、私?、)
フッとこの一週間の出来事が走馬燈のように駆けめぐり、
斜め上を行く私の想像力と交差した。

【わたしはすでに死んでいる?】
ポカ───(o'д'o)───ン
そうだったのか・・・。
わたしはもうこの世には居なくて、
ブルース・ウィリス・・・。
どうりで、好きな人に振り向いてもらえないわけだ・・・。
晩ご飯が無かったのも・・・。
あれも・・・これも、ああ・・・。


母「A子、なんともない?」
私「・・・えっ?」
母「あんた・・・なんともない?」
私「おかあさん、私が見えるの?」
父「ブッ!!」(吹き出す)
和尚さん「・・・・・・?」
  
73 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 01:33:54.61 ID:ak1ozEIv0
【3】
母には私に何かが取り憑いているように見えたらしい。
最初は友達をつれてきたのかと思って、
それがだんだん知らない人が入って来たように思えて、
お風呂では、私ではない何かが居るように見えたらしい。
どちらかと言うと、母がおかしくなったんじゃないかと悲しくなった。

和尚さんが、私より優秀なもんがおりますから、とお寺に案内してくれた。
住居側の和室で待っていると作務衣姿の若いお坊さんが出てきて、
チラッと私をみるなりニコニコ笑った。
「ああ、だいじょうぶです。そうゆうのではありませんよ。」
母「大丈夫なんですか?」
若「ええ、ご親族の方ですよ。お盆なのでお見えになったんでしょう。」
母「・・・・はぁ〜・・・・」(タメ息)
若「それよりお母さんの方も(若いのに)すごいですね。」
母「えっ、オホホホホー」(∩∀`*)キャッ
コントのようにガクッとした。
私はわたしで(作務衣の若、萌え・・・・・・)などと斜め上を飛行した。

なんか父は不機嫌だった。


おわり
  
74 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 01:41:54.47 ID:m1Ko0OFE0
>>73
結局その親族が誰なのかは分からんかったん?
一緒に風呂入ってるってのも大概だと思うけどなあ。
  
75 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 02:01:05.44 ID:bMFOeLtoO
なぜそこでブルースが出て来る。
  
76 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 02:38:13.27 ID:+GCIlsuw0
シックス・センスって映画を思い出した
  
77 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 07:55:44.31 ID:WLPpUazT0
いやいやいや それお母さんがボケ   げふんげふん
  
78 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 08:01:03.40 ID:WLPpUazT0
マジレスすると、お盆に来てる親族の気配を「そういうの」と勘違いすることはないよ
親族は本当に来てたんで坊さんはそのこと言ったんだろうけど、
お母さんはそれと関係なく、のんきにしてないで病院つれてった方がいい

お父さんが不機嫌なのも、お母さんがおかしいからだと思うよ
風呂場に工具もって入ってきたのは、中にいるのがオバケだと思ったんじゃなくて、泥棒だと思ったからだろ
  
79 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15:09:08.18 ID:m1Ko0OFE0
>>78
この話がいつの話なのかも気になるのう。
けっこう昔の話で、今笑い話ならいいんだけど。

親族がお盆で来てるのに一緒に風呂とか、
娘を別人と間違えるとか
なんか変なんだよな。

その後の話を求む。
  
80 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15:44:09.23 ID:pfffiY1gO
>>70
長くなりそうなら短くするより外伝スレに投稿した方がいいよ。
無理に省略して、些細な点であれこれ突っ込まれなくて済むし。

【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝
http://yakumotatu.com/bbs/test/read.cgi/wararei/1293289573/
  
81 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 19:59:21.22 ID:ak1ozEIv0
70です
良いものか悪いものかを見分ける能力が母にあるとは思えない。
多分、それを断言できる人は能力が優れているか、強いのだと思う。
人と同じで(もとは人だがw)、悪い人か良い人かを
見ただけで、見えるだけで判断できないでしょう。

>>74 結局その親族が誰なのかは分からんかったん?

若様はうちの親類縁者の系譜なんか知らないので、
「悪意」の有る無しを判断したんだと思う。
そのように安心させるべきと思ってのことかもしらん。

>>79 なんか変なんだよな。

相手は霊ですから・・・。
(じつは母の方が・・・?)

>>80 些細な点であれこれ突っ込まれなくて済むし。

うむ。「霊体験とはこうあるべき」という、
お望みの展開(創作)が必要なのかと感じている。orz
  
82 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 20:22:14.68 ID:0oVYw5CkO
>>81
最初の二行の芝居臭さで「ああ、クソ創作か」と思って読み進めて
創作にありがちなバカオチがなくてあれ?と思った。本当の話だったのね
それらしい展開(笑)を楽しみたいなら最初から創作って分かってるのを創作として楽しむからそんなんいらんよ
  
83 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 23:16:52.35 ID:q3UsTZ2B0
ぼうさんに実働部隊がいることに驚いた。
  

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