イケメンに


756 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/02/18(土) 21:26:22.21 ID:dA4oYTy+0
高校生のときの話。
ある夜、私は眠れずに自室のベッドの上で横になっていた。
するとなぜだろう、若い男の声がする。我が家に若い男はいない。零感の私でも一発で幽霊だと分かった。
そのうちどんどん私に近づいてきて、とうとう私にのしかかってきた。
私は恐怖で固まったが、若い男は私に乗ったままじっとしている。
このままでは何も進展しない、ええいままよと私は目を開け幽霊の顔を拝むことにした。

あらやだ、イケメン………。

黒髪をオールバックできちっとかため、目もとは涼やかで口には微笑みを浮かべている。
これで眼鏡だったらベストだったのだが贅沢は言うまい。ごちになります。ちなみに声もイケメンボイスだった。GJ
しばらく鑑賞していると、突如幽霊が私の首に手をかけた。
幽霊は微笑みを絶やさずに手にじょじょにじょじょに力をいれて、私の呼吸を圧迫してきた。
真綿で首を絞めるように、とはまさにこのこと。
  
757 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/02/18(土) 21:30:56.75 ID:dA4oYTy+0
少しずつ息苦しくなってきて、このままでは私は窒息死してしまうのではないのだろうかと不安になったので、殴った。
私は飛び起き、男がいるあたりに

 ∧_∧
 (#・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪

しかし手ごたえはない。あたりを見まわしても男はいない。
ちっ、逃げたか……と思い寝なおしの体制に入ったところで体が急に重くなった。
重力がいきなり何倍かになったらああなるんじゃないだろうか。
とにかく何かに体を触れられているわけでもないのに、全身に見えない力がが均等にかかりベッドに磔状態。
その時の私は金色のガッシュ!2巻のブラゴのグラビレイ食らった清麿と同じポーズをとっていた。
  
758 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/02/18(土) 21:34:08.25 ID:dA4oYTy+0
ちくしょうさっきのあんちくしょうの仕業だなと頭にひらめき、このままでいるのもしゃくなので
己の内に秘める根性を総動員させなんとか私は立ち上がり、

 ∧_∧
 (#・ω・)=つ≡つ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪

別に標的になりそうなものはなかったんだがとりあえずババババしといた。
そのあとは何もなく、実家を出るまでその部屋にいたが、何も起こらなかった。

友達に話したら爆笑されたので書いてみた。
  
759 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/02/18(土) 23:59:27.72 ID:JeOoshZcO
ババババAAを使いたかったんですね。
  
763 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 11:32:07.33 ID:MhEtv7hE0
>>756
そういう時はバババより、
「お前を使ってBL描いてやるぞ…」でおK
  
764 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 12:15:31.08 ID:44aTmxNAP
もし私がその霊なら描かれる前に抹殺したくなるが…
  

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