怪談:妖しい物の話と研究


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【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
1 :小林 ◆GHnVMpjfQA :2011/01/22(土) 00:19:54
★このスレは幽霊さんと仲良く暮らしている人や、なにごともなく一緒に生活している人のためのスレです。
 いきさつや日々の出来事を綴ったり、同じ境遇の人どうしの情報交換などを趣旨とします。
 霊能力者の方や理解ある方などのアドバイスも大歓迎!
 実況スレではありませんが、たまには実況もいいかも。

★お願い
・とりあえず、確実に一緒にいるのであれば、見える見えないは問いません。
・老若男女、守護霊さん浮遊霊さんの別も不問です。
・単独スレをたてられるようなエピソードがたくさんある方はそうしてください。
・当事者の方は、毎日ではなくとも、できるだけ幽霊さんのことを書き込んでいただくと、読む人間は喜びます。
・男女間の仲に嫉妬したり幽霊さんに萌えたりするものけっこうですが行き過ぎないように。
・基本的に、当事者以外の方は、どんな形でも支援をしましょう。
・当事者の方は、原則、コテハン付けやトリップ付けを推奨します。

★ 厳 重 注 意
・幽霊と暮らしているのはデリケートな状態です。思いやりの無いレスは遠慮して下さい。
・幽霊がいるいないの真贋論争はご法度です。ほかでどぞー。
・呪ったり祟ったり襲ったりする怖い幽霊の場合は、ほかにスレッドを立ててやって下さい。
・煽りレスや荒らしは管理人が削除するので無視すべし。
・ただし、明らかな釣りにはツッコミが入ることを覚悟してください。

366 :739 ◆Al9ki804zA:2022/02/20(日) 19:12:57.62 ID:Dmmy66sws

行ってる飲み屋にて。

常連客の一人が『おれホント自転車で事故が多くて』と結構ボヤいるのを、居合わせた状態でのまぁまぁの頻度で聞いていた。
そして、私はお守りを余らせており、ならばと余っているお守りをそのヒトにあげようと考え、とある日の来店時にバーテンに一旦預かってもらい、次にそのヒトが来店した時に私がいなくても大丈夫なように、渡すのを頼んだ。

が、程なくしてそのヒトが来店したので、私はバーテンにー預けた先程のお守りを、改めてそのヒトに渡した。

なお、その余っているお守りとは、ワクチン予約一回目の枠を取る際に、遣使さんとの取引というか約束の折(コレについてはいつか)に図らずも入手したものである。しだらは知らん。

なので、余らせて腐らせっ放しというのも申し訳が立たないので、活躍させたくて必要そうなヒトに渡したのだが、

お守りが、そのヒトの手に渡った瞬間、

――嫌だぁあぁアァああ!!!

白目剥きで血の涙を流しながら地の底から沸き上がるような慟哭を上げる遣使さん。

そこまで嫌な相手っているんだと謎関心しながら、だったら持たれているだけで関わらなきゃいーじゃんと思いつつ、

「(あなた、そんなカオできたんだ)」

と、澄まし冷徹フェイスしか知らなかった身としては、新鮮さを覚えた。

――――

367 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/14(月) 21:05:24.02 ID:OGCUOC7bs

昨日、暇つぶしに買わないつもりでミネラル行ったら、とあるブースにて一巡目で見たパープルカラーのサファイアルースが忘れられず、買うつもりでラスト20分前ぐらいでその業者ブースで探していたら、

しだらに横っ面を殴り飛ばされた。

おまえ、ホントいいストッパー()だよな。

( なおしだらによる無駄遣い防止エピソードは他にもたくさんあるがソレらは追々 )

368 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/16(水) 23:12:24.64 ID:qi6sOBxg0

それは数年程前に祖母の確か葬儀関連で、遺体の関係上老人ホームから近い式場付近のかなり辺鄙なところを姉夫婦の自動車で走っていたところ、たまたま鳥居を見つけた。
姉夫婦に頼んでその神社に下ろして参拝しようと思ったが、時間の関係上で難しそうなので、その場は何も言わなかった。そして、後日またこの前を通ることはわかっていたので、その時でいいだろうとも。

当時は、かつての黒いイヌ科の件もあり、先んじて挨拶をすることでめんどくさい事態を回避するために、神社仏閣を見つけたらなるべく参拝するように心掛けていた。そしたら、別系統のめんどくさい事態にまま遭うよう(筆頭が外伝スレの『ゴングが鳴った話』で次点が『神を久々に殺した話』)になったので、ここ暫くは参拝することも相当に減った。

解散してとある日の買い物の時に、「折角だからお酒でもあげよう」と思い立ち、百均で小ぶりなぐい飲みを購入した。陶器製ならば、道中で壊れることはまずないだろうと、そう思って。
しかし、気になったのは、陶器製の器を選んだ時に強まった弁天様の気配。
何か用か、あるいは思うことがあったのだろうとは感じはしたが、それ以上の介入もして来なさそうなのでその場は放置した。
そして、寄ったスーパーのリカーコーナーでどの日本酒にしようか見ていると、再び弁天様が気配を強めて私の意識を日本酒から洋酒コーナーに持っていかせ、私が並んでいる製品を目で追っていくと、一つの商品に、強い気配を覚えた。それは、小瓶タイプのサングリア。

「(いやいやいや? これ欲しいのはあなたですよね???私は飽くまであそこの神社にお供えするんですけど??? )」
と、反論してみるも、気配は収まらないまま。
しばし考えてみて、
「(まぁ、いついつも日本酒っていうのも先方飽きてるかもだしなぁ。それに、これなら後でコッチが飲み切るのラクそうだから、こっちにするか)」
と、示されたサングリアをカゴの中に入れた。弁天様の気配が、一気に薄れた。

369 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/16(水) 23:13:10.47 ID:qi6sOBxg0

そして日は来て。
葬儀前日の現地入り初日で、やはり同じ道を通ったので今度こそ姉夫婦に頼んでその神社の前に車を停めて下ろしてもらった。何故か姉も挨拶したいとついてきたので、二人で鳥居を潜って階段を登って境内へと赴いた。
そこは、階段下からではわからない、足を運んだことを軽く後悔する程度に、中々に手入れのされていない神社だった。せめてもの救いは、荒廃気味なだけで、変な気配や嫌な気配がないことだったが。
このまま引き返そうにも一度足を運んでおきながら何もしないというのは流石に気が引けるものがあり、そして何より姉が勝手な不安を持ちそうだったのが面倒くさかった。
なので、忌部さんが眠っていた付近の神社本殿のかつての姿よりは相当マシだと思うことにし、ちゃんとある賽銭箱に百円玉を入れようとした、
ら、本殿扉前にいつもの弁天様が礼装に近い状態でおわして、軽く驚く。
が、目的は目的だと賽銭箱に百円玉を入れて手を合わせて頭を下げて目を閉じ、目を開けて顔を上げ戻スト、持ってきたサングリアを開栓してぐい飲みに注いでお供えし、もう一度手を合わせて頭を下げた。案の定、写し取って飲んだのは、いつもの弁天様だった。

私は取り敢えずぐい飲みに残されたサングリアを飲み干し、ティッシュに包んでサングリアもろともカバンに戻す。続いて、姉が普通に参拝し、そのまま車へと戻った。

姉夫婦の車に揺られながら思ったのは、あの神社は、本当に『神様(もとい社のヌシ的な存在)』がいなかったのだろうと。
その前にも似たようなことがあったと思い出す。気配こそ感じないが、一応と見かけた神社を参拝したのだが、その時に本殿前に佇んでいたのは、しだらだった。
「(多分、私があそこに参拝する気でいたのを察知していたから、なんだろうなぁ・・・ヌシがいない空虚な場所に、少なくとも『私』が参拝するのは連中にとってまぁまぁ面倒な事態を引き起こし金ないだろうから『アイツが拝んでいるのはおれだからな』っていアッピル&牽制でもしてんのか? んで、どの道供えられる酒を飲むのはジブンだからと、弁天様は飲みたい好みの酒を示したのかぁ)」
と、考えをまとめ切りって終了させ、あとはホテル到着後で伯母が奢ってくれるという付近の焼肉ディナーへのワクワクに思考をシフトした。

370 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/16(水) 23:13:41.95 ID:qi6sOBxg0


ちなみに、
各社で、神もとい社のヌシ在不在を深く追及するのは、私の中では絶大なるマナー違反だと位置付けております。気配が強いか薄いか、あるかないか、そのなんとなく程度にとどめて。
というのも、相手の在不在を問うということは先方からしたら、
「かみさまーーーーいませんかーーーーー!!!?いたら返事なりなんなりしてくださァアァアアい!!!いないんですかぁぁあぁあああ!!?ここまでしたらいないんですねぇえええ!!?いないでいいんですよねぇぇえぇええ!!?いたら出てきてくださいよぉおおぉおおお!!!(激しく呼び鈴押しながらドアを叩いて)」
という、人間のマスゴミかくやな行動でしかない可能性しかないためである。

自分がされたら嫌なことをしないのは、基本中の基本。


――――

371 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/23(水) 22:19:18.02 ID:xU2fvZam0
掲示板に書き込んで欲しくない話


それはここに書き込んだの大神神社旅行から帰って少ししてからのこと。

端的に言えば、三輪明神が怒りを見せていた。
と、いうのも、私がこの掲示板にアレコレを書いているからだ。

そして、とうとう怒りを露わにした。

――我らとのことをあの場に書き記すな

見てくれスキンが第五人格のハスターで、その隙間から垣間見せる荒魂のプレッシャー。それは完全なる威嚇だった。
並大抵の人間ならば、ここで完全に竦み上がって、感受性が強ければ失神か……或いは強すぎるストレス後遺症から『祟り』様症状を引き起こしていただろう。事実、私も一瞬だけ慄然とした。もし、この相手が本気を出せば、情報処理能力が肉体の稼働領域を出ない生身人間でしかない私は、与えられる情報のオーバーロードから、いとも簡単に廃人になるだろうと。

だとしても、だからこそ、どうしようもなく腹が立った。

372 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/23(水) 22:20:05.58 ID:xU2fvZam0


「(ァあ!!? 云うことに事欠いてソレか!!? ッざけんな!!)」
一瞬、怯まれた。
「(だいたいなぁ、アタシが掲示板に書いている、書かざるを得ないのはリアル対面でコッチ方面の話をできる相手がいないからなんだよ!!わかってんのか!?あんたらがアタシに関わってくれているせいでアタシは他に吐き出せる場所がねえんだよ!!あんたらがココに書いて欲しくない理由ぐらい、アタシにだってわかってるさ。ここに棲みついてヒトの感情をより煽って食らうヤツの存在を下手に増長させて万一事態でアタシに付け込ませたくないっていうのは。でもな、だったらテメーらハナからアタシに関わってくれるな!!それができないなら、せめてリアル対面でコッチ方面の話が通じてアタシ並みにリアリストな生身人間をアタシに寄越しやがれ!!それすらできないなら、静かに書かせやがれってんだよ!!それをソッチはなんだ!?上から一方的に『するな』だァ? ふざけんな!!一方的なそっち都合でこっちにやって欲しくないなら、せめて下手に出て代替案を提示してこい!!そんなの交渉の基本だろうが!!!)」
上からプレッシャーによって、日頃の鬱憤に導火線を点けられた結果のマシンガン反論。

三輪明神はたじろぎ、しばし悩んだ様子を見せると、
――二ヶ月 せめて今から二ヶ月は控えてくれ
と、残して気配を消した。

提示してきた『二ヶ月』でナニをするのかはわからないが、それが相手のできるせめてもの譲歩なのだろうと、残る怒りをなんとか宥めた。

そして今は今で、フツーに飽きている(徐々に空いている間隔でお察しだろうが)ので、別に三輪明神が上からプレッシャーを掛けてくる必要はなかった気もする。


――――

373 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/27(日) 18:59:11.14 ID:kYA/Xi9Ts

しだらがツいてから初めて迎えた節分のこと。

相も変わらずヒトの意識領域半分使ってフリーダムにしているヤツに意趣返しに、
ジブン意識領域半分内に入って、渾身の力で豆をぶつけてやった。

ら、

『神権蹂躙反対!!!』

一瞬で気力が削がれたんだ。

――――

374 :739 ◆Al9ki804zA:2022/03/27(日) 19:30:18.01 ID:ZkRjMTzSs

数日前に風宮さんをふとWおばさまWとうっかり呼んでしまい(先生をお母さん呼びしてしまったアレなカンカクで悪意はない、とはいえ)怒られる覚悟をしていたのだが、
当の風宮さんは浮き足だったような喜びを露わにしていたので脳内で疑問符を打っていたら、

どうやら同柱にとってはWおばさまWとは「威厳ある女傑」との捉え方のようで。

ソレはソレでいいのだが。
「(現代世間に於けるおばさんのイミを知った上でか?別に本神がイヤじゃなけりゃいいけど)」などと思いつつもその場はそれで終了。


そして一昨日あたりに改めて風宮さんをWおばさまWと呼んでみたところ、
表面上は柔らかく微笑んではいたが、内心で相当な怒りを抱えていらしてたのがオーラで察知できた。

女性の扱いは難しいと思った。


なお、
しだらはコノハナノサクヤヒメを対面で(但しヒトの背後に隠れて楯にしながら)『若作りババア』呼びして居合わせているコチラの肝をぜったいれいどにさせたことがある。
と、いうのも、しだらはかつてエリアの覇権争いでサクヤヒメ、の、眷属に敗北したことがあるからのようだった。

――――

375 :739 ◆Al9ki804zA:2022/04/06(水) 20:43:37.90 ID:NqAT1mn3s

この前密林にてタイムセールになっていた空気清浄機を買ったのだが、届いたので各カバーを外してスイッチ入れた瞬間にしだらが前位置をぶんどって座って風に当たっていた。
ドライヤーや扇風機でもそうだが、お前ほんと銀イオン風好きだよな。

376 :739 ◆Al9ki804zA:2022/07/01(金) 23:40:29.73 ID:VK329Z7+s

白い服と聞いて、ふと思い出したんだ。

去年の晩春ぐらいで、いつものように会社帰りでチャリを漕いでいたときのこと。
アタマがヒマ過ぎた私は、なんとはなしに忌部さんの豊かで長く白い髪を思い出していた。
女なら一度は憧れる長くて美しい髪。更に、ソレ自体が発光しているかのような、眩い白。女でなくとも溜息の一つは溢れるだろう。

「(いいよなぁ、忌部さんのアレ。カッコよくて。アタシもいっそ髪を白くしてみるか??? ベリショだけどwww)」

などとどうでも良過ぎることをやる気もないのに考えていたら、

『でも白は死人の色だぞ』
と、しだらがマジレスして来やがった。

気分がまぁまぁ良かったところに水をさされてカチンとキた私は、
「(そんなの知ってますぅううぅ〜〜〜白は元々ソッチ系の色で縁起がよろしくなくて白い服は死装束ぐらいだっこともぉおおぉおおおぉ〜〜〜西洋文化の流入でイロイロ変わって最たるのが花嫁衣装で元来は赤だとか黒だとかド派手刺繍だったこともぉおぉおお〜〜〜お前に指摘されなくてもぉおおぉおおお〜〜〜)」
と、自転車を漕いでなければ、確実に中指を立てていただろう煽り口調で返した。
消化しきれずに残った腹立たしさは、チャリのペダルを踏み締めて発散させた。

377 :739 ◆Al9ki804zA:2022/07/01(金) 23:43:06.10 ID:VK329Z7+s

そして、ソレから少し経過した同年の初夏。
新しいエアリズムパーカーを買おうと、私は映画の帰りにユニクロに寄って眺めていた。
「(日除けの上掛けレベルでいいから、熱を集める濃色系はナシで、淡色系で)」
と、考えながら淡色系を眺めていたら、白い色もそこにあった。
「(白かぁ・・・光を反射するには最強だから目的にはいいんだけど・・・いつぞや『死人の色』・・・じゃなくてもフツーに汚れが目立つしここまで真っ白だと燻んでくると結構みったくないイロになってくるんだよなぁ・・・)」
などとつらつら考えるも、所詮は日用品だと割り切ってカゴに入れた。他の淡色系も入れた。
そして、無駄に長い列を並び切り、会計を済ませて店の外に出た、

ら、
『うんうん、やっぱいいよなぁ、白い服って』
と、腕を組んで無駄に悦に入ってるしだらが。

その時に、私が思ったのは、
服はそんなに関係ないんか、アレは髪だけに限ったハナシだったんかい、そもそもお前は西洋かぶれだったよな、つかコレは私がジブンのために買ったのであってお前を喜ばせるためぢゃなくて、

からの、
「(コイツ、やっぱり殴り殺してやろうか)」というn度目の殺意に落ち着いた。

378 :739 ◆Al9ki804zA:2022/07/01(金) 23:44:30.99 ID:VK329Z7+s

余談

三年ほど前に服を探しにアウトレットモールに行ったのだが、そのときしだらはモールに入っていない系統の、所謂ピンハなロリータ服を持ってこちらに、にじり、よじり、してきていた。
「(お前、そんなんどっから持ってきたつかソレおれ絶対似合わないのになんで持ってくるん?)」
と、訊いてみたら、
『似合うか似合わないかは問題じゃない、着ているところを見てみたいんだッ』
と、力説される。

コイツだけはいつか絶対に殺すべきだと改めて思った瞬間だった。


――――

379 :739 ◆Al9ki804zA:2022/07/02(土) 21:18:04.47 ID:Daj6YctMs

酷暑続きで思い出したこと。

去年の夏期休暇期間(八月中旬)も、今のような、いや、七月丸々でじっくりと熱がアスファルトやらコンクリートやらに吸収され切っていたため、体感今よりキツい酷暑が続いていた。
況して私が住んでいるのは、n階建てn階の角部屋という夏に殺されるためにあるような場所。他の部屋より多い外壁は太陽光を思う存分に吸い切るので、エアコンを忘れようものなら、人間も死ぬが電子機器も死ぬ。そんなレベルである。(なおこの物件までに至るエピは長くなるので気が向いたときに。ちな、夏以外は基本的に快適で管理会社の対応も素晴らしい)

そして、休暇も終わりに近づき始めたの夜のこと。
私は、寝ようとベッドで横になってはいたものの、うんうん唸るだけで入眠までには至れなかった。眠いのに、この前年に管理会社が無料新調してくれたエアコンも大して効かない暑さで寝付けず、相当に苛立っていた。

眠いのに眠れないフラストレーション。終わりの見えない暑さとあいまって軽い恐怖が生まれ、直後に莫大な怒りが発生するのは最早お決まりパティーン。
「(なんでいつまで経っても暑いままなんだよ、バカヤロウ・・・!! いい加減にしやがれよクソが!!!)」
当たる場所もないのに、八つ当たりし始める体たらく。ハラに溜まった怒りを口から超高周波音で吐き散らかし始める。まぁ、当たる場所がない、もとい危害対象がないからこそ敢えてやったというのもある。ソレは相当量のエネルギーを使うので、やれば疲れて寝落ちするだろうという打算もあって。

ややして粗方エネルギーを使い切ると、不意にしだらに上体を抱き上げられた、気がした。

そして、コイツにしては珍しく、しおらしく、どこか申し訳なさそうな気配だった。

――ごめんなぁ でもな おれら焼き殺さなくちゃいけないんだ

云われたその内容。
ちょうど無駄なエネルギーが消費され切ったのもあって、アタマの一部分が妙な冷静さを持った。
「(そうなの。ちゃんと目的があるのね。目的があるなら、達成されたら終わるってことなん、)」
そして、妙な冷静さから妙な安堵が生まれ、私は意識なくスッと闇に落ちていった。ただ、しだらが上体を抱く気配だけは、続いていたと思う。

迎えた朝も、やっぱり暑いままだったが、
怒りのままに暴れ切ったせいか、多少なりともスッキリした気分で起きられた気がした。


――――

380 :739 ◆Al9ki804zA:2022/07/02(土) 21:26:42.45 ID:Daj6YctMs
ん?これ去年だった???それとも一昨年だった???

まぁ、内容自体には関係ないか。

381 :739 ◆Al9ki804zA:2022/07/10(日) 21:08:01.93 ID:+9I4jxoRs

もうそろそろしだらがキてから七年だという事実に驚く。
なんか十年以上経過している気もするが、実際はそんなもんかぁ、と、なんか気怠い気分に見舞われた。

しだらとの出会いは、誰に読まれることがなくとも過去との決着という意味でいつか書いていきたいのだが、
いかんせん、そもそも長い&そもそも結構昔、な上に、そもそも当時の心身の損壊っぷり(のせいで記憶情報の洗い出しやら照合やら)で、まぁまぁ、まぁまぁ。

ただ、時折思うのは、もし私があの映画館を選ばないで、あの神社に訪れたなかったら、お互いどうなっていたのか。
でも、だったらだったで、私はいつかヤツレベルな力量の別の物好きについてまわられ(多くのザコ連中について回られる状況を打ち止めたくてしだらは殺せなかった)、ヤツはヤツでいつか別の不幸()なオンナを理由にジブンにかけられた封をブレイクしたんだろうな、とは。
お互いがお互いでなければならない必要性はどこにもなく、たまたま私がヤツで、ヤツが私だった。そして、状況が今と大して変わらないだろうことも。
今と大差がないだろうことはわかってはいても、ifの世界線を考えてしまう。

しだらと出会わなかった私は、ちゃんと死ねて、魂や精神は崩壊し切って何処にも囚われずに済んだのだろうか、と。
そんな私がいるのならば、私はそのifの私に対して、今でも羨ましさを覚えずにはいられないのだ。

382 :739 ◆Al9ki804zA:2022/10/09(日) 18:02:31.85 ID:uj0yN5gH0

寒すぎて石油ストーブを出して、ふと思い出した。

一人暮らしを再開して初めての冬が論外過ぎる寒さで石油ストーブの必要性を痛感し、次の夏に季節外商品として安値をで購入した。
そして、いざ冬を迎えようとしていた晩秋、灯油を購入して帰路についていた途中、ふと思い出した。しだらの大元が木だったこと。

「(山神とか樹林霊とかの類に火気っていいんか? まぁ、ダメでも使うが)」
結局、思い出したところで何も変わらないので、それ以上深く考えなかったが。


そして帰宅して灯油の詰まったタンクを何とはなしに床に置いたら、
しだらが、
緩 ん だ お 花 畑 オ ー ラ を 漂 わ せ て 灯 油 タ ン  ク に 頬 擦 り し て い た 。

その様相にヤツへのn回目なドン引きしたが、
そもそも、ヤツはニンゲンに与する土着神なのだから火などアタリマエであり、出自を考えれば山火事など自然サイクルの一環でしかない。っていうか、なんだったらコイツ、ジブンの一部を燃料だのなんだのとして喜んでホモサピエンスに差し出していたヤツだったわ。

「(に、しても、キメェ)」
尚もお花畑オーラを漂わせるヤツにシンプルな感想を改めて抱き直し、私は灯油タンクを火気の無い場所へと収納した。


なお、その年に初めてストーブを点けたら、しだらが前をぶん取ってしゃがんで両手を前に翳していた。
おい、おい、土着神よ、をい。


――――

383 :739 ◆Al9ki804zA:2022/10/09(日) 18:12:08.96 ID:uj0yN5gH0
最近、今更にミクシ(ID:68124722)を始めたんだ。番号載せたのは、単に『同一人物』証明として。
理由は「いい加減に、ナニをドコまで書いてきたのかジブンでわからなくなってきた」からコピペ倉庫に。ブログよりもコッチのがマシかなぁと。
とはいえ、元が物臭なので、コピペすらめんどうがる体たらく具合なんだ _(:3」∠)_

384 :739 ◆Al9ki804zA:2023/04/11(火) 19:15:45.52 ID:q+xYA6Fc0

前回までのあらすじ。
先の選挙で投票所に行くもそこで風邪をもらってしまうが諸事情で今週の仕事量が未知状態のため休めず出勤し、やはり出勤して正解だったものの症状が悪化して「(こら、アカン)」と翌日なんとか午後に半休をもぎ取ったが、帰宅後に飯食った後アツアツの風呂に入って電気毛布を低温火傷ギリギリまでセットしてスポドリをがぶ飲みして寝てガン汗かいたらほぼ完治してしまうも、休みを撤回するもの面倒だったため正午で退勤し、大回りでとあるターミナル駅に到着した。

会社からは結構面倒な場所にあるこのターミナル駅に来たのは、某うどんチェーン店の限定製品を食べたかったからだ。
ツイッターで見かけて食べたくなったものの、同チェーン店は家や会社までの通勤路付近にはなく、行こうと思ったらここの面倒な場所になってしまう。
そして気分がアガった状態で店先に行くと、今あるメニューの看板があった、が、おかしい。そこに限定製品の写真も表記もない。
「(え?)」
と思った私は、すぐさま近くのコンビニに赴いて、無料ワイファイでタブレットから調べた。どうやら、件の限定製品は全店舗で展開しておらず、同メニューが無い店舗は別製品を限定展開しているようだった。

あんなにツイッターで煽っといてコレかよ。
私の失望は、そこそこだった。

確かに、別限定製品も美味しそうではある、が、私は目当てが食べたくてわざわざこの駅まで来たのだ。
それを別限定製品に鞍替えするのは、なんか悔しかった。

そして、ふと思ったのは、ここから少し歩いた先にある、昼から営業している飯にも強いバー。そこの、限定春野菜メニュー。

どうせならそこで昼のみするか、と思って歩みを進めたら、不意に引き留められる気配がした。
なんだと思って意識を向けたら、三輪明神がやや恨みがましそうに未練たらたらにコッチへ存在感を飛ばしていた。

385 :739 ◆Al9ki804zA:2023/04/11(火) 19:17:34.85 ID:q+xYA6Fc0


「(あー)」
と、思った。三輪明神、そこのうどん屋のサイドメニューである半熟玉子の天ぷらが欲しかったようである。
しかし、ご時世がご時世。私はもう一回うどん屋の前に行って、立て看板メニューに書かれてある注意書きに目を向けて、意識を三輪明神に向けた。
「(今、鶏インフル。で、『玉子関連製品で品切れ起こす場合アリ』って書いてある。無い可能性があってもいいなら、入るけど)」
と、説明すると、三輪明神、顔(らしき部位)を空に向けて『おのれとりいんふるめ……!!』と拳を握ってわななかせていた。
私としては、目当てが無い以上、どっちでもどうでも良かったのだが、ここでふと別の存在感に気付いて意識を向けた。弁天様だった。
珍しい、と思ったのも束の間。どうやら弁天様は、ビアバーにある限定春野菜メニューが欲しいよう。それこそ珍しい。特に何も無いのに、ジブンの希望を同柱が出すなんて。
しかし、そんな私の軽い驚きとはお構いなしに、三輪明神と弁天様はお互い軽く睨み合うと、互いに自身の拳を握り合う。
「(喧嘩?名のある山霊と水精が?)」と思ったが、次の瞬間脱力した。

『『じゃーん!!けーん!!』』
まぁ、確かに、ヒトの後ろ次元で何度も第n次スーパー旧神大戦を繰り広げていたしだらとマコさんよりは余程に和平的で理知的な勝負には、違いない。

結局一発で勝負がついて(或いは玉子天ぷらが無いかもしれない現実に三輪明神のやる気がそこまで無いがために)バーへと赴くことになった。

春野菜グリルは美味しく弁天様も満足されたよう。何気にしだらががつがつ食っていたが、無視しようと思う。気温が高い日のジンソーダ一気飲みはのど越し最高ッ
だが昼飲みにジンソーダはどことなく物足りないので、追加でサーバー注ぎビールと前々から食べたいと思っていた切り落とし肉のミートソーススパゲティ。

いやー、昼飲みって、ほんとサイコー!!
しかも病み上がりだから、アルコールとカロリーが、カラダにより染み入りましたわ!


――――

386 :739 ◆Al9ki804zA:2023/08/16(水) 19:47:39.46 ID:Vb+opg/S0
松屋で今年の夏野菜メニューが出て思い出す。

数年前に、名称が確か『ラタトゥイユカレー』なるトマトベース夏野菜カレーが松屋で出て、仕事帰りに食べに行ったのだが、

出てきたソレに反応を示したのは、珍しく遣使さん。
『潰した赤茄子(註:トマトの古称)のたれ掛け飯かっ』

語彙のチョイスに、おれ、
「(たれ掛け、たれ、……まぁ『カレー』のそもそもの意味も確かに『たれ』だから間違っちゃあいないけど、たれ……つか赤茄子って単語マジで使うヤツおったんか……ってそれともダイレクトに言語記号を用いてクるなんてどんだけだよ)」

連中は基本的に所謂“念話”である。言葉は基本使ってこない。
ただ、このテの各エピソードを外在化させる際には先方の“念具合”によって私で言語記号化している。とは言え、そこそこの連中は言語記号がわからないワケでもなく、使えなくもない。が、だとしても連中自身で必要とする機会もないため使ってくることもそうない。
(なお私はジブンの思念や意図を連中に伝える際には大体ダイレクトにではなく、各言語記号をソレの“容れ物”として用い、その上で連中に罵倒や軽口、腹芸をしている。そんな私にとって、言霊信仰とはガワ信仰な印象)

のに、使ってきたワケだ。
チェーン店の期間限定メニューに対して。勤労勤勉生真面目無表情がデフォルトの、このヒトが。

『赤茄子に米が合うとは……茄子に黄のししとう(註:たぶんパプリカ)、うり!!(註:おそらくズッキーニ)』
と、コッチのカラダを介してがっつく様相にまぁまぁ引いた。
美味いことは美味いが、あなたそんなキャラだっけ?と。ビミョーに物悲しい気分に。


なお三輪明神は温玉と一部ライスを崩した温玉ライスを嗜んでおり、しだらはしだらで味噌汁を楽しんでいた。

この二柱に関しては、もう諦めの念しかないんだ。


――――

387 :名無しの霊体験:2024/03/17(日) 01:09:06.70 ID:wHZAAP050
店長さんもういないのかな?
あれから加代さん関連で何か話とかないんだろうか?

388 :名無しの霊体験:2024/03/23(土) 21:06:42.30 ID:Wjc4JPBM0
加代さんは行くべきところへ行ったんじゃなかったっけ
旦那さんになるはずだった人一緒に



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