怪談:妖しい物の話と研究


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【全米が】なんか笑える霊体験【テラワロス】外伝9
186 :名無しの霊体験:2017/10/18(水) 12:11:42.84 ID:d+Z9owySs
暇人なので、微妙な話でも。
小さな頃の口癖が「つまんない」だった。あんまりにも言うので、母から怒鳴られることは多々あったが懲りもせず母に「つまんない」と言っていた。
その日、アパートの近くの高い塀のような所に腰をかけていた。多分、2m弱ぐらいの高さ。
いつものように「つまんないなぁ」と呟き、なんとなく足元を見た。コンクリートしかない、いつもの道。もしここから落ちたらどうなるだろうと考えた。
その当時、兄が友達とふざけて大怪我をして私も怪我をしたら同じように心配してくれるのか?とまで考えた辺りで、目の前の白い帽子の女の人に気付いた。
「そんな所にいたら危ないわよ」
逆光で顔は分からないが、白いワンピースの髪の長い女性。避暑地にいるような上品そうな服装で、綺麗すぎて田舎には場違いな服装だと思った。なんだかんだと少し話をして、皆心配するし危ないから止めなさいと言われた。
素直に聞き入れて、その日は別れた。
次の日も、塀のような所に腰をかけて足をブラブラさせているとおんなじ服の女の人がまた注意してきた。
次の日も、同じように腰をかけて女の人に注意される。また次の日も・・・そんな感じで私が座る度に女の人は、どこからか来て注意した。
顔馴染みにもなって色々話をしている時に、いつも遊ぶお兄さんも来たりして三人で色んな話をした。
それが日課になって、また三人で話をしていると気付いたらお兄さんと女の人が分からない話をし始め、私は「つまんないなぁ」と呟いた。
女の人曰く、その「つまんないなぁ」を「寂しいな」に変えたらお母さんから怒られないらしい。
実践したら、怒られないどころか構ってもらえた。
嬉しくて、三人で話をしている時にありがとうと伝えると嬉しそうだった。
そんな小さな頃の話なんだけど、三人で話をしている時に近所の人が「(私)ちゃん今日も一人なの?」と話しかけてきたことによって女の人は居なくなった。
私一人しか見えなかったんだって。後から母に、これぐらいの身長の女の人知ってる?と聞いたら、そんなに高い身長の人は見たことがないと言われた。
塀の下に立っていた女の人は塀に座ってる私と、同じ目線だった。だから、多分2m越えてたんじゃないかな。
特に落ちはないけど、最後に会った時に手を振ってくれた女の人に手を振り返せて良かったなって話です。
以上。



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