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【仲良き事は】幽霊と暮らしてる【美しき哉】別館
342:739◆Al9ki804zA 10/29(金) 21:52 EFwtQlfu0
性格は大分アレで相当に終わってはいるが、それでも永くニンゲンに寄り添って人間の望む『神』を(試行錯誤を繰り返しながら)実演し続けてきたため、ニンゲン事情にイロイロと理解を示すので話が通じてくれる。というか、連中が長い年月の中で「思考発想に柔軟性を持ち合わせなかったものは須らく時代時代で淘汰されていった」印象。頭が固く融通が利かなかったり、恩恵より癇癪被害が大きかった存在は、消えていったか、世に残っても人間が付いていけず周囲が寂れ切って忘れさられたか。強い弱いは二の次三の次。もちろん、それを是としている神も少なからずはいるだろう。ニンゲンが彼らを『神』と祀ろうが祀るまいが、彼らは遥か昔から『彼ら』のままなのだから。寂れようが忘れ去られようが、当事者には瑣末過ぎること。
なので、ヤツに限らず、存在が旧く且つニンゲン付き合い自体も永い『神(を演ってくれる方々)』はイロイロとコチラに理解を示し、場合によっては便宜を図ってくれたりする。多少の価値観や程度の齟齬は仕方ない。結局は互いに『異種族』でしかないのだ。向こうが歩み寄ってくれているのならば、こちらは具体的な内容説明で返すのが礼儀。わかり合えないからこそ、わかり合えるまでのところを、わかるまで。
この辺りは、ジブンの生前時代の価値観に固執しているモラハラ老害ク祖霊よりは遥かにマシだ。墓守不足解消のためにPMS対策のピル処方に婦人科定期通院している子孫をレイプに遭わせることも視野に入れていた、怒りより呆れが先行するような、元同族な血族という立場に甘んじて墓というベースキャンプに胡坐をかいているあたおかどもよりわ。
343:739◆Al9ki804zA 10/29(金) 21:53 EFwtQlfu0
“しだら”という便宜上呼称は遣使さんが『あれを使うときはそう呼べ』と云ってきたのでそう呼んでいる。この呼称の元ネタは大昔に各地で流行った民間信仰神の一つである『志多羅神(のうちの一柱が某八幡にのぼったのかと)』から来ていると思われるし、恐らくヤツの渡り歩いてきた経歴の一つでもあるのだろう。
もっとも、今のこの“しだら”の意は、しだら曰く『はぐれもの』の意であり、連中からは蔑称的な位置付けらしい。
ので、きちんと『――明神』呼びも考えた、ら、ヤツ本柱から嫌がられる始末。なお、キてから数ヶ月後ほどに、存在ウザさの意趣返しに嫌みで「(しーちゃんv)」と呼んだらすんごいデレデレした。キメェ。
しだらに限らず、向こうは『名前』をファッションアクセサリーにしか思っていない節があり、名前や名付けの重みなんちゃらとはファンタジー路線であることを思い知らされる。『名前(もといラベリング)』もニンゲンの『発明品』だもんな。なんだったら向こうから「こう呼ばれたい」リクするもんな。だから、大神明神ソレはコッチでは魚の名前です、語感でチョイスはどうかと思いますよ。
省8
344:739◆Al9ki804zA 10/30(土) 23:20 1v1Wrhub0
昼飯に柿を丸々齧って食べていたら会社のヒトが、
「柿って、生ハムメロンみたいに、生ハム乗せて白ワインで食べると美味しいよ!!」
という素晴らしいアドバイスを頂いたので、帰宅して今晩早速実行。省38
345:739◆Al9ki804zA 10/31(日) 17:33 4YatGoV60
しだらの大元は、樹林霊とか山林霊とか、そのような“もの(物の怪)”である、一部であった。
そのためか、特に鹿が、だいきらいである。
ヒトが十年使用していい加減に寿命を迎えたナイロン製マジックテープ二つ折り財布からシンプル長財布を探していた時に、しきりに鹿革製を勧めてきたり、名古屋友人夫婦宅で出されたローストベニソンにわかり易くテンションを上げたり、つぶやいたーで回ってきた「大雨後の雲さえ映り込む澄み切った水面に浮かぶ蛆のたかりまくった鹿の死体」の画像に手を叩いて喜んだりと、まぁわかり易い。
省12
346:739◆Al9ki804zA 10/31(日) 17:58 4YatGoV60
基本的に虫や鳥獣が樹木や草本に“感動”や“感謝”を覚えることはなく、ただ淡々と食し、使い、消耗していくだけである。そもそも『恵み』という発想自体がないのだから、覚えようも無いのだ。全てはあるがままのソレで終わる。豊作も凶作も関係なく、ただ移ろう環境に淘汰されながら適応できた形質が生きていくだけ。それ以上もそれ以下もない。樹木や草本も、同じように環境変化の洗礼を受けては、たまたま対抗できた種が残って殖えて一部が突然変異を起こしては種の全滅を防いで、の、繰り返し。
が、そこに、ある種のイキモノが『恵み』という発想を見出し、“感動”や“感謝”を覚え、畏敬や親愛といった情を注ぎ、いつしか音や動きを捧げ、生活活動品の一部を分けてきた。
これを結構な衝撃を受け、それまで“アタリマエ”だったものがガラリと一変。
謝意を覚えて捧げるイキモノ、ニンゲンを好むようになり、一方で無心に貪り食う獣を厭うようになった。省19
347:739◆Al9ki804zA 10/31(日) 18:03 4YatGoV60
興味の無い相手に細かい分類までを問うのは野暮い話
それは今年初めで、まだデルタ株が猛威を奮う前のこと。
省19
348:739◆Al9ki804zA 10/31(日) 18:05 4YatGoV60
そして、この時おれのアタマの中で、
稲荷→候補
1.伏見稲荷系(渡来人秦氏の祖霊神メーン)
2.豊川稲荷系(インド生まれの神荼枳尼天メーン)省29
349:739◆Al9ki804zA 10/31(日) 19:31 4YatGoV60
それは今から数年前の、求職者支援訓練時代で、しだらがキてから月日がそこそこ経過した頃のこと。
ある日、いつものように支援施設へ向かっていると、不意にしだらが自販機に興味を示した。
「(なんなん?)」訊いてみると、
『俺、これ欲しい』と、指した先にはブラックコーヒー缶(の見本)が。省41
350:739◆Al9ki804zA 11/10(水) 20:24 DO+spdJJ0
しだらの誓い
それはしだらがキてから二ヶ月とかその辺りだと思う。
省10
351:739◆Al9ki804zA 11/10(水) 20:25 DO+spdJJ0
そんな精神状態最悪な中で、ちゃんと理由があるとはいえコッチの負担をわかった上でヒトに強い神気を浴びせ続けておながら、いつでもハツラツ活き活きとしているしだらの存在は、神気による崩壊再生のストレスとは別に、私に強い陰を落としていた。
「(なんで非人のコイツがこうも情緒豊かで、生身の人間であるはずのアタシがこんな無感動なんだか)」
そもそもこの頃、本当に『恐怖』という感情を持っていたのか怪しかった。
非は向こうにあり法に問われないとしても、自我のある相手を際限なく殺し続けていくことに辟易していた。核の場所を知るために対象とシンクロしたあとで核を壊す手法のため、実質ジブンを殺すようなもの。疲弊しかない。シンクロしなくとも、経験直観で核の場所がわかるヤツはわかるが、ソレをシたら私は真に修羅に堕ちそうで、したくなかった。
いつぞやの夏で雷神が来てしまってから「(助けを求めてしまうとダレかしらがキて周囲に甚大な被害を与える可能性があるから、そもそも助けを求めないように、カルラの力も借りず)ジブンのことはジブンできちんと手を下すべき」と、怯えるだけでなく、自身の力で反撃に転じることを考え、成功した。ただ、状況が予想外の方向へ行ってしまった。後を絶たないのだ。こちらがどんなに辟易しても、消される恐怖よりも好意が勝って嬉々として突撃してくるのだ。恐怖無く向かってくる相手を殺していくと、こちらの恐怖も失せていき、いつしかそれはただの『作業』と化していく。省9
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